新潟に新たな学びの場「からふる」誕生
新潟市の西蒲区に、教育の新しい形を体現する「からふる」という施設が誕生しました。これは、子どもたちが自分らしさを育むことができる“サードプレイス”として位置づけられています。具体的には、小中学生を対象に、様々な学びの機会を提供し、自然体験や自由な創造活動を通してスキルを磨くことを目指しています。
からふるとは?
「からふる」は、単なる学習支援にとどまらず、田植えや稲刈りのような季節ごとのイベントも取り入れています。夏休みの宿題や自由研究のサポートなど、子どもたちの関心に応じた多彩なプログラムが用意されており、サポートを通して自分の使命に出会える場所を提供しようとしています。
「子どもたちが自分の使命に出会う」とは、具合は過去の教育に足りなかったものを埋める、少しでも多くの経験を提供し、視野を広げ、主体的に行動する力を養うことを意味しているのです。
開設の背景
「からふる」を設立したのは、現役の小学校教員である茨木光一氏です。東京での教育現場で、子どもたちの経験が大きく偏っていることに危機感を覚えました。幅広い経験を積むことで子どもたちの視野が広がり、自主性を育むことの重要性を強く感じたのです。また、学校に通えない子どもたちのために、学びの選択肢を拡げたいと考えていました。
プロジェクトチームの結成
共同運営したいと考えたのは、株式会社ボーダーレスの代表である鈴木太一および髙木信輔です。彼らは、美容業界において多角的な事業展開を進めており、教育の重要性を強く理解しています。「髪を切るだけが美容ではない」という理念からも分かる通り、人を引き出す力が、美容と教育の共通点であると信じているのです。
教育の新たな視点
鈴木氏は、美のプロフェッショナルとして「自己肯定感」を育てる教育に強い情熱を注いでいます。大人の自信をサポートする中で、子どもの成長を手助けすることができれば社会の変化につながると考えています。彼らの目指すのは、教育を通じて得た自己肯定感によって、子どもたちが自分の可能性を信じ、新たな未来を創造する力を育てることです。
対象となる子どもたち
「からふる」は、特に以下のようなバックグラウンドを持つ子どもたちを対象としています。
- - 小学生から中学生
- - 学校以外の学びを求めている子ども
- - 不登校や通学に不安を持つ子ども
- - 地域とのふれあいや自然体験を望む家庭の子ども
そのビジョンとしては、子どもたちが自分の使命に気づくこと、自らの力で幸せをつかむ力を育むこと、そして個性を活かした大人に成長することが期待されています。
「からふる」主な活動内容
「からふる」では数多くの支援活動が行われており、たとえば自発的な学習の場を設け、丁寧なフォローも行います。地域の他の児童館と連携した宿題支援や、自由研究へのアドバイス、さらには田植えや稲刈りなどの体験を通じて、自然とのふれあいを重視した内容となっています。
未来への展望
「からふる」は単なる教材提供の場ではなく、社会とのつながりを育む場所として期待されています。また、不登校の学生向けに英語学習塾の立ち上げも計画されており、国際的な人材育成を目指しています。このように、教育と美容という異なる領域の専門家が協力することで、新たな教育の可能性が見えてきています。
施設情報
新潟に誕生した「からふる」、そこから未来の可能性をつかむ一歩を踏み出しましょう。