京都から上海へ、キラメキノトリが新たな挑戦
株式会社吉野家ホールディングス傘下のキラメキノ未来が、11月13日に中国・上海に「煌面ノ屋 上海南京東路歩行街店」を開店しました。これは、同社にとって海外初出店となるもので、京都発のラーメンブランドが海外市場にチャレンジする大きな一歩です。
グループ全体で支える新たな拠点
吉野家ホールディングスは、国内外の展開において多くの知見とネットワークを持っています。今回の中国進出もその知識を駆使して実現しました。製麺やオペレーションの技術はキラメキノ未来が担当し、スープやタレの開発には同グループの宝産業が関与しました。特に、ラーメンの持ち味を保つため、現地生産の体制を整えました。10月には、江苏省昆山市に新設された工場で、吉野家の牛肉や玉ねぎなどをスライスする生産体制が整い、必要な食材の地産地消を実現しています。
徹底した品質管理
店舗運営を行う吉野家(中国)投資有限公司のスタッフは、日本のキラメキノ未来で実務研修を受け、現地でも高品質なサービスを提供できるように仕組まれています。キラメキノ未来の社長・久保田も現地に赴き、店舗運営の細部にまで指導を行いました。店舗は上海の中心部に位置し、家族連れでも一人客でも利用しやすい設計となっています。
本格ラーメンを手軽に楽しめる
新店舗では、ブランドカラーである鮮やかな青を基調とした外観が特徴的です。店内にはテーブル席とカウンター席が用意され、日本の味と雰囲気を楽しめます。看板商品の「煌鸡白汤拉面(鶏白湯らーめん)」と「煌•京都拌面(台湾まぜそば)」は、日本に比べてリーズナブルな価格に設定され、地元の小麦を使用した自家製麺が特徴です。噛むほどに広がる小麦の香りと、モチモチとした食感が楽しめるこの麺は、現地のお客様にもきっと喜ばれるでしょう。
今後の展開と期待
今回の出店は、単なる始まりに過ぎません。吉野家ホールディングスは、さらなる店舗拡大を目指すとともに、中国限定の商品開発にも取り組む意向を示しています。グループの総合力を活かし、多様な価値を提供することで、海外市場での成功を掴むことを目指しています。
【店舗情報】
- - 店舗名:煌面ノ屋 上海南京東路歩行街店
- - 住所:上海市黄浦区外灘街道南京東路300号恒基名人購物中心B1-B124
- - 営業時間:10:00-22:00
- - 席数:23席
キラメキノ未来とは
キラメキノ未来は、2013年に京都で創業された企業。自家製麺と濃厚な鶏白湯らーめん、台湾まぜそばが看板商品として知られています。現在、京都を中心に24店舗を展開し、地域社会への貢献にも力を入れています。
宝産業の役割
宝産業は、1970年に創業し、ラーメンに欠かせない食材の開発から製造、販売を手掛ける企業。この企業の存在が、キラメキノ未来の成功を支える重要な役割を果たしています。
今後も、国内外でのさらなる飛躍が期待されるキラメキノトリの挑戦から目が離せません。