佐渡市が「さどマッチボックス」で地方創生AWARD2025を受賞

新潟県佐渡市が運営する就業プラットフォーム「さどマッチボックス」が、全国の自治体を対象とした「地方創生AWARD2025」でグランプリを受賞しました。この受賞は、地域事業者の人手不足解消に向けた取り組みが評価された結果で、特に人材ニーズが高い業界での採用実績が注目を集めました。

「さどマッチボックス」は、2023年6月に設立された地域密着型のスポットワークプラットフォームです。このシステムは、特に地元の隠れた労働力を活かし、企業と地元住民を緊密に結びつけることを目指しています。プラットフォームには宿泊、飲食、農業、建設などさまざまな業種の求人が掲載されており、子育てや介護中の方、高齢者、学生など、多様なライフスタイルに応じた働き方ができるチャンスを提供しています。

現在までに、登録者数は2,858名、登録事業者は208事業所、掲載求人は11,564件にのぼり、採用件数は4,867件に達しています。特に最近の半年間では、採用件数が前年度の合計を超えるなど、活用の広がりが急速に進んでいます。さらに、医療分野での有資格者の採用や地域福祉のサポートに関する取り組みも進められており、多様な就労機会を生み出しています。

地方創生AWARD2025の受賞背景

「地方創生AWARD2025」では、合計8部門で8つの自治体が表彰されました。佐渡市としては、自らたちの手で人手不足の業界の深刻な問題を解決するための活動や、地域への移住者の体験就業の増加、地域経済の活性化に向けた実績が高く評価されました。

この受賞を受け、佐渡市は2025年10月22日に開催される第3回公民連携推進セミナーで、独自の先進的な取り組みを発表することも決まっています。セミナーは衆議院第一議員会館で行われ、内閣府や経済産業省が後援するなど、重要な場となることでしょう。

今後の展望

佐渡市の市長である渡辺竜五氏は、この受賞を関係するすべての人々へ感謝の意を捧げ、今後も地域のニーズに応じた柔軟な人材の供給に取り組む姿勢を示しました。また、株式会社Matchbox Technologiesとも連携し、さらなる地域事業者の支援にも力を入れていくとしています。

私たちMatchbox Technologiesも、「雇用主も従業員も自分らしく働ける社会」を実現するために、自治体や企業と共に働く環境の整備に貢献していく所存です。我々の提供する「マッチボックス」は、採用から労務管理までを一元化し、業務の効率化を果たすことで、信頼できる人材プールの構築を手助けしています。

地元企業の人手不足解消はもちろん、地域の活性化を図る「さどマッチボックス」は、新潟の働き方改革の先駆けとして、今後の動向が大いに期待されます。これからも、地域の皆様と共に新しい働き方の可能性を探り続けていきたいと思います。