牛の角突き初場所
2025-04-30 14:05:22

小千谷市で開催される伝統行事「牛の角突き」を楽しもう!

新潟県小千谷市で「牛の角突き」初場所開催



新潟県小千谷市では、国の重要無形民俗文化財に認定されている伝統行事「牛の角突き」が、5月3日(祝)に初場所が開催されます。この地域に息づく牛の角突きは、約1000年の歴史を誇るユニークな文化です。

国内唯一の「引き分け」ルール



牛の角突きの最大の特徴は、他の地域で行われる闘牛と異なり、勝者を決めずに「引き分け」を原則とする点です。取り組みは、掛け声を担当する「勢子」と呼ばれる役割の人たちによって盛り上げられます。その際、力強く牛の角がぶつかり合う音が響き渡るなか、勢子たちが牛を巧みに押さえ込む姿は、見ごたえ十分です。これにより、観客は牛と人との熱い戦いを楽しむことができます。

文化的背景と地域の絆



牛の角突きは、越後地方に位置する小千谷を含む地域で育まれてきた伝統文化です。この行事は、牛を家族同様に大切に育てるとともに、神への感謝や五穀豊穣を祈る神事としても位置付けられています。1978年には国の無形文化財に認定され、その重要性が評価されています。

地域の人々が一体となって守り続けてきた牛の角突きは、地域のアイデンティティを象徴するイベントでもあり、観光客にも魅力的な文化体験を提供しています。

36頭の牛による迫力の取組



今年の初場所では、総勢36頭の牛が参加し、18組が取り組みを行います。これに加えて、闘牛場近くに位置する木喰観音堂では、県指定の有形文化財「木喰上人作三十三観音他二像」も公開されるため、訪れる人々にとって文化と歴史を同時に感じる機会となるでしょう。牛の角突きは5月から11月まで毎月1回開催される予定で、地域に賑わいをもたらす重要なイベントです。

初場所の詳細



  • - 開催日時: 5月3日(土・祝)正午~(雨天決行)
  • - 会場: 小千谷闘牛場(新潟県小千谷市小栗山2453)
  • - 入場料: 2,000円(中学生以下は無料)
  • - アクセス:
- 小千谷ICより車で25分(無料駐車場300台完備)
- シャトルバスも運行予定(片道500円、イオン小千谷店出発11:20など)

今後の開催予定日は6月1日、7月6日、8月10日、9月13日、10月5日、11月2日です。

小千谷市のシンボル「よし太くん」



また、小千谷市には牛の角突きをPRするイメージキャラクター「よし太くん」もいます。「よし太くん」は、勢子の掛け声に由来し、地域のイベントや観光キャンペーンに参加し、小千谷を広くアピールしています。情熱を持って地域を盛り上げる彼の姿にもぜひ注目してください。

まとめ



新潟県小千谷市の「牛の角突き」は、単なるイベントではなく、地域の文化や人々の絆を深める重要な瞬間です。是非、初場所に足を運んで、迫力と伝統を感じてみてはいかがでしょうか。


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