地方から全国へ、デジタル人材育成の新たな一歩
新潟県新潟市で、デジタル人材育成を目的とした新たなジョイントベンチャーが設立されました。その名も「株式会社GIN」。株式会社enginepotと株式会社DERTAの二社が手を組み、地域に根付いたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための具体的な施策を実行します。
会社設立の背景
「人と地域の可能性をアップデートする」を理念に掲げる二社がこのプロジェクトを進める理由は明確です。デジタル技術の進化と普及により、企業の競争力はますますデジタル化に依存するようになりました。そこに気づいた両社は、これまでの経験とネットワークを活かし、地方企業が抱える人材不足やDX導入の課題を解決するための取り組みを始めたのです。
enginepotは、すでに全国で1,000名以上の未経験デジタル人材を育成してきた実績があり、DERTAは新潟を拠点に地域企業や教育機関、自治体と連携し、共創プロジェクトを展開してきました。これらの経験を組み合わせることにより、地方の中小企業がデジタル化を進めるための伴走支援を行うことが可能になります。
株式会社GINの事業内容
新会社の設立により、事業内容は多岐にわたります。主に下記のような活動を推進します。
- - 人材育成のための教育プログラムや教材の提供
- - 様々なイベントやセミナーの企画・運営
- - IT技術者の派遣
- - 営業や販売の代行、業務委託など
このように、単なる研修提供にとどまらず、企業のニーズに寄り添った支援を行うことが特徴です。
名称の由来
「GIN」という名には、新潟(NIIGATA)の頭文字である「N」「I」「G」が含まれています。また、「glisten」(きらめく)や「gleaning」(知識を吸収する)という意味を持たせることで、地域と人の成長を表現しています。さらに「陣」という言葉には共通の目的を持つ集団の意義が込められており、地域のために尽力する姿勢が織り込まれています。
発起人のコメント
株式会社enginepotの古野良太代表は、「地方でのデジタル人材育成が、地域の企業にとってどれほど重要であるかを感じています」と語ります。株式会社DERTAの坂井俊代表も、「地域企業が自ら変わる仕組みを作り、これを新潟から全国へ発信していくことが目標です」と意気込みを見せています。
地域に愛される企業へ
新潟市中央区に拠点を置く株式会社GINは、2025年の設立を果たしてすぐに地域企業との連携を強化し、デジタル人材育成を通じて地方経済の活性化を目指します。今後も地方から全国へ、多くの人々の潜在能力を引き出す取り組みが進められることでしょう。
このような挑戦を進める株式会社GINの活動は、地域の未来を明るくする大きな力となることでしょう。今後の展開をぜひ注目していきたいものです。