岡山大の地域学習
2025-10-19 14:25:20

岡山大学が井原市で地域学習プログラムを実施し新たな知見を獲得

岡山大学が井原市で地域学習プログラムを実施



2025年9月24日から26日まで、国立大学法人岡山大学は井原市において「地域の未来デザイン(実践編)」という全学共通科目を開催しました。このプログラムには本学の学生9人に加え、千葉大学、新潟大学、金沢大学、長崎大学、熊本大学から集まった8人の学生が参加し、地域問題に対する理解を深めました。

フィールドワークを通じた実践的学び


プログラムは、井原市ひとづくり推進本部の協力を得て毎年実施されています。特に、参加者は中山間地域が直面する人口減少などの問題を現場で学ぶ機会を得られます。初日は、井原市教育委員会の藤井剛参事から市の現況や人口減少への取り組みについて説明され、その後、吉川幸准教授の指導のもとで「聞き書き活動」を通じて地域の人々の声を記録しました。

地域の知恵を学び合う


この聞き書き活動は、単なる記録ではなく、話し手の人柄や地域に住む人々の考え方を理解するための大切な営みです。学生たちは実際に井原市を歩き、地域の特性を肌で感じました。二日目には、地元の10人の市民を対象に学生が聞き書きを行い、交流会でその経験を共有しました。そこでの意見交換を通じて、それぞれの学生は地域活性化に向けた新たな視点を得ることができました。

創造的学びの場


このプログラムでは、夜にレゴ®シリアスプレイ®の手法を用いた振り返り活動も行われました。参加者はレゴを使って抽象的な概念を可視化し、気づきを言語化しました。三日目には市長と教育長への表敬訪問が行われ、参加した大学生と県立井原高等学校の133人の生徒とのディスカッションが行われました。高校生からは大学生活や受験のアドバイスを求める意見もあり、熱心な交流が展開されました。

参加者の思い


プログラムを通じて、学生たちは地域の変遷や市民の努力から多くを学び、未来の地域について考える意義の重要性を再発見しました。「実際に地域に足を運び、五感で感じる経験ができた」、「地域の問題に真剣に向き合う姿勢が大切だと気づいた」などの感想が寄せられました。

地域の未来を共に考える


岡山大学のこのような取り組みは、地域中核・特色ある研究大学としての使命を果たすものです。学生たちが積極的に地域に関与し、社会問題に対し問題意識を持つ姿勢は、今後の地域づくりの力となるでしょう。引き続き、岡山大学の活動に注目していきたいと思います。


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