新潟の伝統と未来を感じる『Niigata Fashion Runway 2025』開催記
2025年4月20日、ホテルオークラ新潟にて、西日本を代表するファッションイベント『Niigata Fashion Runway 2025』が開催されました。このイベントは、地域文化と現代ファッションの融合をテーマに、伝統的なきものから最新のストリートスタイルまで多彩なスタイルが一堂に会する機会となりました。
伝統と革新が共鳴する舞台
モデルたちが華やかな装いで登場し、会場は観客の熱気に包まれました。32名のモデルが各ブランドの魅力を発信し、観客はそのパフォーマンスに魅了されたことでしょう。大嶋美樹子プロデューサーの呼びかけで実現したこのイベントは、地域文化や社会貢献を大切にしながら、子どもたちの育成にも力を注いでいます。
イベントは、子どもから大人まで多くの参加者によって支えられ、全チケットが完売するほどの人気でした。特に注目を集めたのは、縫わず、切らずにふろしきを使った装飾やファッションショー『フロコレ』。数年ぶりに復活した“大人の部”では、洗練されたアレンジが和とモダンを見事に融合させました。
新潟発のブランドが集結
大嶋屋が手掛けるMIYOKOブランドは、きもの生地を使用した洋服を発表し、その美しさと独自のスタイルが高く評価されました。また、五泉市から発信されるブランド『Sasha』は、松本ニットの知識を活かした着心地の良いニット作品を披露。地元愛に満ちたこの作品は、サステナブルなファッションとしても注目を浴びました。
一方、ストリートブランド『Taizo』は、新潟市江南区の焼き鳥店から生まれたTシャツコレクションが大好評。地元の名店とのコラボレーションは、来場者の心をつかみ、笑顔を生み出しました。
特別なゲストの登場
また、会場を華やかに彩ったと思われるのは、キャラクター「レルヒさん」の登場です。彼がふろしきを巻いて登場すると、会場全体が一層和やかな雰囲気に包まれました。さらに、立川らく萬も登場し、自身のために染められた紋付姿でランウェイを歩き、観客を魅了しました。
フローリストのAtelier Tazymazyによる花を使ったヘアアクセサリーも、モデルたちのスタイリングに花を添え、会場に華やかさを加えました。MCを務めた新潟お笑い集団NAMARAの大野まさや氏が、この華やかな舞台を盛り上げ、観客と一体感を持った瞬間も印象的でした。
アフターパーティーで交流の輪が広がる
フィナーレ後には、ホテルの最上階でアフターパーティーが開催。フランス料理のフルコースが振る舞われ、来場者はパーティーを楽しみながら、ニューヨークファッションウィークの体験や今後の展望について語り合いました。参加者同士の交流も盛んで、地域に根ざしたファッションを愛する人々がつながりを強める機会となりました。
このイベントは、新潟の地域文化の魅力を再発見し、多くの人々に広く伝えることを目指しています。今後、Niigata Fashion Runway実行委員会は全国各地のローカルファッションショーの支援や、次世代への文化継承活動にも積極的に取り組んでいく方針です。
イベント概要
- - イベント名: Niigata Fashion Runway 2025
- - 開催日: 2025年4月20日
- - 会場: ホテルオークラ新潟
- - 来場者数: 110名
- - 出演者: 32名
- - 主催: Niigata Fashion Runway実行委員会
- - 後援: 公益社団法人 新潟県観光協会
地域の魅力を世界に伝えるべく、今後も活動を続ける『Niigata Fashion Runway』。新潟のファッションシーンの未来に今後も注目が集まります。