クラウドPBXとIP電話で進化するシステム運用
近年、システムトラブルは時と場所を選ばずに発生し、企業にとっては大きな脅威となっています。そのため、オーエムネットワーク株式会社は従来の「ベテラン頼み」の体制から脱却を目指し、クラウド型電話サービス「SmartPBX」とIP電話による新たな「チーム対応体制」を構築しました。この新しいシステムは、トラブルシューティングを組織全体で行うための欠かせない要素となっています。
背景と課題
これまで、当社では夜間や休日に発生するシステムトラブルに対して、特定の経験豊富な社員に頼り切る形が続いていました。この依存体制は以下のような問題を引き起こしました。
- - 特定社員への過負荷:緊急時には休日も対応が求められ、個々の負担が増大しました。
- - 組織リスクの増加:ベテラン社員が不在の場合、トラブル対応が不十分になる懸念がありました。
- - 知識のブラックボックス化:ナレッジが個人に留まり、組織全体でのスキル向上が阻まれていました。
これらの課題を解消し、持続可能な運用体制を整えることは急務でした。
ソリューションの導入
オーエムネットワークは、すでに導入されていたクラウド型電話サービス「SmartPBX」を強化し、ビジネス専用の050番号(IP電話番号)を各メンバーに割り当てました。これにより、以下の三つの大きなメリットが生まれています。
1.
勤務地の制限なし:インターネットさえあれば、オフィス外でも050番号での受発信ができます。
2.
プライバシーの保護:顧客には個人の携帯電話番号を通知せずに業務を行えるため、安心して個人のスマートフォンを業務に活用できます。
3.
コストの最適化:社内の通話が無料になったほか、外部への通話も従来の固定電話と比べて大幅にコストダウンしています。
運用フローの整備
緊急着信は「ボイスワープ」を通じて、SmartPBXに紐付けられた050番号で受信します。これにより、誰が当番であっても一貫した対応が可能となり、迅速なレスポンスを実現しています。
教育と運用からなるチーム体制
部署メンバー7名が週替わりで夜間対応を担当し、下記の3段階に分けた教育フローを通じてスキルの共有を進めています。
- - フェーズ1(初期対応):マニュアルに基づき、初動対応を実施。
- - フェーズ2(共同対応):ベテランのサポートを受けながら経験を積む。
- - フェーズ3(自立対応):メンバー全員が問題解決までを完結できる体制を整える。
今後の展望
この体制への移行は単なる効率化を超え、従業員のワークライフバランスの向上と顧客サービスの品質向上の両立をも見据えています。対応記録の充実や定期的な研修を通じて、新たな体制の完全な実現を目指します。このようにして、オーエムネットワークは特定の個人に依存しない強い組織へと進化を遂げ、全ての顧客に24時間365日の安心を提供していく所存です。
【会社概要】
- - 会社名:オーエムネットワーク株式会社
- - 所在地:新潟県新潟市中央区
- - 代表取締役:山岸真也
- - 事業内容:業務システム開発、シフト管理システム「R-Shift」
- - 提供Web:オーエムネットワーク公式サイト