酔いしれる瞬間、津南の魅力が詰まった「つなん白」
2025年7月12日、東京都池袋のサンシャインシティで開催された「令和6酒造年度全国新酒鑑評会 公開きき酒会」において、新潟県津南町の津南醸造が誇る「つなん白」が金賞を受賞した。 この日は全国から多くの日本酒ファンが集い、約400点の入賞酒を存分に楽しむことができる特別な機会となった。
参加者が楽しむきき酒の場
全国新酒鑑評会は、1,600以上の酒蔵が加盟する日本酒造組合中央会が主催しており、参加者は自由に試飲を楽しむことができる。 イベントには大学生や訪日外国人など、年齢や国籍を問わず多くの来場者が集まり、 評判の良い「つなん白」にも好意的な反応が寄せられた。
地元米「五百万石」の魅力
「つなん白」は、全国的に名高い山田錦が多く使われる中、 地元新潟を象徴する酒米「五百万石」を使用して作られている。 その地域に根ざした酒造りは、訪問者の心を掴み、当日は特に注目を浴びていた。蔵元の鈴木健吾社長は、 「この受賞は、五百万石を大切に育ててくださっている地元農家や、蔵人たちの努力の賜物です」と感謝の意を表した。
新たな酒造りへの決意
試飲会では、多くの来場者と意見を交わし、 「つなん白」の味わいや香りについてのフィードバックを直接受け取る貴重な機会となった。 参加者の声を反映させ、今後さらなる酒造りの技術向上を求める津南醸造。これからも安定して魅力のある酒を提供し続けるため、地域らしさを大切にした酒造りを進めていく決意を新たにした。
日本酒への理解を深める多様なプログラム
公開きき酒会では、「はじめてのきき酒コーナー」や伝統的酒造りのセミナーも開催され、 日本酒の文化や奥深さを多角的に学ぶことができるプログラムが用意されていた。これは近年若い世代や外国からの観光客がますます増加している日本酒に対する関心を反映したもので、 日本酒の良さを広める魅力的なメッセージを発信していた。
地域とともに歩む酒造りへ
津南醸造は今後も、他県の酒蔵との関係を深め、地域社会と一緒に成長していくことを約束する。 「Brew for Future」というブランドコンセプトのもと、持続可能な酒造りを通じて、新潟の自然と人々と共存する未来を築いていくつもりだ。
ぜひ、今後の津南醸造の挑戦にも注目してほしい。きっと、あなたの心に響く日本酒に出会えるはずだ。