e-メタン試験設備公開
2026-04-20 10:47:30

世界最大規模の次世代燃料“e-メタン”試験設備がメディアに初公開

世界最大級の次世代燃料「e-メタン」試験設備



大阪ガス株式会社と株式会社INPEXは、カーボンニュートラルを実現するための新しい取り組み、次世代燃料「e-メタン」の製造に向けた試験設備をメディアに初公開しました。この試験設備は、世界規模でのメタネーションプロセスを実証するためのもので、特に注目されるのはその製造能力です。年に家計用ガス消費量約1万戸分を生産可能というこの設備は、エネルギーの未来を変える大きな一歩とも言えます。

e-メタンとは?



「e-メタン」とは、空気中や工場、下水からのCO2をリサイクルし、水素と反応させることで生成される次世代の都市ガスです。このプロセスにより、カーボンニュートラルな燃料が作られるため、完成品の燃焼時にはCO2が排出されますが、製造過程で回収したCO2と実質的に相殺されます。

このe-メタンは、現在の都市ガスの成分に非常に近い特徴を持ち併せているため、既存のインフラをそのまま利用できます。つまり、新たな設備投資を必要とせずに、社会的なコストを大幅に抑えながらカーボンニュートラル化を図れるのです。大阪ガスのグループとしては、2030年度までの都市ガス供給内にe-メタン等を1%導入する目標を掲げています。

どのように作られるのか?



この試験設備は、原料供給やメタネーション、ユーティリティ設備などから構成されています。新潟県長岡市のINPEXの越路原プラント内で分離・回収されたCO2を活用し、具体的な技術開発目標としてメタン濃度96%のe-メタンを製造しました。その一部は、INPEXの天然ガスパイプラインに注入され、実際の流通へもつながっています。

進行中のプロジェクトと今後の展望



このプロジェクトは、2021年度下期から2026年度末にかけて進行され、特に大規模なCO2-メタネーションシステムを利用した実用化に向けた技術開発が行われています。触媒の耐久性や様々な反応シミュレーションなどが徹底された環境で実施され、商業スケールへの展開を目指しています。

カーボンニュートラル化の社会実装に向けて



今、大阪ガスとINPEXは、都市ガスのカーボンニュートラル化の実用化に向けた取り組みを加速させています。大阪ガスの幡中宣夫執行役員は、独自開発した触媒の信頼性を実環境下で検証することに重点を置いているとコメントしています。またINPEXの落合浩志執行役員も、今後のスケールアップに向けた技術の蓄積に取り組むと強調しました。

この取り組みは、メタネーションという新技術の早期社会実装を促進し、私たちがこの先もエネルギーを安心して使用できる未来を築く手助けをすることでしょう。

これからのエネルギーの在り方



Daigasグループは、石炭や石油から天然ガスへのシフトを通じ、2030年度までに低炭素化を実現するために尽力しています。更には、再生可能エネルギーの発電や、発電所のゼロエミッション化も目指しているなど、広範な取り組みを展開しています。

このように、カーボンニュートラル化は我々の未来に大きく寄与するテーマとして、今後も注視していく必要があります。どのようにエネルギーを持続可能な形で利用するかが、地域社会や私たち自身の生活をより良くするための鍵となるのです。


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