新潟精機、新しい分度器で子どもたちの学びをサポート
新潟での測定具やDIYアイテムの開発を行う新潟精機株式会社が、2025年7月に新たに発売する分度器は、子どもたちが持つ「苦手意識」を解消することを目的としています。公立小学校教諭の井上賞子先生との共同開発によるこの分度器は、使いやすさと視認性に特化した機能を備えています。
新たな挑戦、分度器の進化
新潟精機は2021年に「0基点定規」を発表し、特に直線を引くことに苦手意識を持つ子どもたちへのサポートを行ってきました。この製品は子どもたちから多くの称賛を受け、「引き始めがわかるからうまく引けた」といった嬉しい声が寄せられました。この成功を受け、同社は次なる課題である分度器の使いにくさに取り組むことを決断。
分度器の使いやすさを追求
分度器は数字や目盛が多く、特に子どもたちには混乱を招くことが多い道具です。そのため、新潟精機は目盛を減らし、わかりやすい「快段目盛」を開発しました。これは目盛が階段状になっており、子どもが直感的に読み取りやすい設計です。これにより、学ぶ楽しさを感じさせる新製品が誕生しました。
商品の特長
今回新発売される分度器は以下の特長を持っています。
1.
両面仕様: 表裏で目盛を使い分けることで、数字の向きを統一。読み間違いを軽減します。
2.
色分けされた視認性: 表面がピンク、裏面が水色にデザインされており、より視認性が高まります。
3.
階段状の快段目盛: 目盛が視覚的に捉えやすいデザイン。数字の長さと角度に一貫性を持たせ、子どもたちの理解を助けます。
4.
簡単に合わせられる基線: 両面分度器は本体の下部に段差があり、0°の合わせやすさが向上。さらに、両面全円分度器では基線が赤色に示され、すぐにわかります。
教具としての役割
本商品の開発には教育現場の意見が大いに反映されています。井上賞子先生をはじめとする教育現場のプロの声を基に、全ての子どもたちが自信を持って学べる道具を目指しました。特別な努力をしなくても、すぐに使いやすい教材を提供することで、子どもたちの学習がスムーズに進むことを希望しています。
今後の展望
新潟精機は、今後もこれまでにない新しい視点で製品開発を進めていく意向です。特別な道具ではなく、学びやすさを提供する「当たり前」にそなえた道具として、すべての子どもたちに利用してもらえるよう、取り組んでいきます。新しい分度器が子どもたちの測定作業の手助けとなり、未来の学びを支えられることを願っています。
商品概要
両面分度器 快段目盛シリーズ
- 寸法: W90×H50×D1mm
- 標準小売価格: 1,200円
- 寸法: W90×H90×D1mm
- 標準小売価格: 1,800円
商品は2025年7月より登場予定です。皆さんのご期待に応える商品となっていることでしょう。最新情報は新潟精機の公式サイトで確認してください。