新潟・オーエムネットワーク社の育成哲学
新潟市に本社を構えるオーエムネットワーク株式会社。2026年度の入社式において、社長の山岸真也氏が新入社員に送った言葉が、大きな注目を集めています。その内容は、組織づくりと若手育成に関する深い哲学が込められていました。
組織の視線は「上」ではなく「下」へ
入社式の席で、社長が最初に発した言葉は、「オーエムネットワークでは上を向いて仕事をしない」というものでした。ここでいう「上」とは、職位や評価、権限のことです。社長は、上司の意向を理解することは必要だが、組織が上司の顔色ばかり見るようになってしまうことが問題であると述べました。これは、組織にとって脆弱性を生む元となり得るため、社員の目線は“下”に向けるべきだと強調したのです。
社長が伝えたいのは、後輩や部下に目を向け、彼らを育てる意識を持つことの重要性です。仲間を支えることこそが、組織全体の力を育む鍵であると示唆しています。
新入社員への大切なメッセージ
新入社員に向けた言葉の中には、次のようなメッセージが含まれていました。
- - 困っている人を助けよう
- - 不安を持つ人を守ろう
- - これから成長していく人のために行動しよう
この考え方に基づけば、上級者から評価を得るためではなく、下の人々を支えることが本当に重要だとされています。この姿勢が根付くことで、個人の成長はもちろん、組織全体が成長するというメッセージを受け取りました。
「3年間は甘えていい」との約束
社長はまた、新入社員に対し、「この3年間、会社に甘えて頼ってきてください」と強調しました。この社長の約束は、新入社員が不安を感じる初期段階でのサポートを表明したものです。社会人として最初の3年間は、多くの変化が訪れる時期でもあり、孤独感を覚える瞬間も多いからです。
社長は「それは未熟さではなく、成長に必要なプロセス」とも述べ、「全力で支える」とのフレーズが新入社員へ安心感をもたらすのです。
先輩から後輩の循環を大切に
この会社では、1年目から3年目には「甘える」経験が必要であると同時に、4年目からはその恩恵を「返す」番になるという考え方があります。社長の言葉によれば、支えられる経験を持つ人は、他者を支えることができるとの確信から育成が進められています。これは、良好な関係性をもとにした組織文化の循環を意図しています。
感謝と敬意の姿勢が重要
また、社長は「頼っていい」と伝える一方で、その恩恵を当然のように思ってはいけないとも指摘しています。喜んで助けてくれる先輩たちの存在に感謝し、敬意を持つことが、新入社員としての重要な心構えです。このことが、将来的に後輩を支える要素となります。
オーエムネットワーク社が求める人材
社長が述べたように、オーエムネットワークが求めているのは、スキルだけでなく、他者を大切にする心を持つ人材です。新入社員には、まず自分を信じて、周りを頼ることから始め、将来的には新たな仲間を笑顔で支える姿を期待されているのです。
オーエムネットワーク株式会社は、業務システム開発を中心に、多くの事業を展開していますが、その基盤となるのは育成とそれに伴う組織文化。その理想の実現に向けて、一人ひとりが成長できる環境が整えられているのです。