テーマパーク利用の実態
2025-07-25 18:05:34

日本のテーマパーク、訪問者の意向とお金の使い方を探る調査結果

日本のテーマパーク、訪問者の意向とお金の使い方を探る調査結果



近年、全国各地で新しいテーマパークの開業が相次いでいます。2025年7月25日には沖縄に自然体験型テーマパーク「ジャングリア」がオープン予定であり、これに先駆けて株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果が発表されました。

調査の背景と目的


この調査は、生活者のテーマパークに対する意識や現在の利用状況を明らかにすることを目的としており、2025年7月7日から8日にかけて、1年以内にテーマパークを訪れたことがある20歳以上の男女1,000名を対象にインターネットで実施されました。最近の近年のテーマパーク競争を背景に、生活者の動向を理解することは重要です。

テーマパークに対する訪問者の実態


調査結果によれば、テーマパーク利用者の1回あたりの平均支出は、最も多い「10,000~14,999円」が23.4%、次いで「15,000~19,999円」が20.2%を占め、特に40代では「30,000円以上」が約20%と高額消費が顕著です。この年代は子育てが落ち着き経済的に余裕が出ることが影響しているとも考えられます。

訪問者の多くがテーマパークを計画的に訪れる傾向にあり、38.2%が「平日」に行くことを選んでいます。特に60代では49.6%が平日を選ぶなど、混雑を避けるオフピーク志向が見え隠れしています。

行きたいテーマパークの選定理由


気になるのは、今後行きたいテーマパークや遊園地のランキングです。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが46.5%で首位、続いて東京ディズニーランド(45.2%)、ディズニーシー(33.3%)という結果が出ています。この結果は、二大ブランドの人気が特に強いことを示しています。

訪問者が選ぶ理由として、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに対しては「新しい発見が多い」といった意見が多い一方、東京ディズニーリゾートでは「現実逃避ができる」という声が目立ちます。これは、訪れる理由がエンターテイメントの質や体験の深さに関係していることを示唆しています。

テーマパーク選びにおける重視点


テーマパークを選ぶ際の重視ポイントとしては「アトラクションの魅力」が67.5%でチョイスされており、年代に関係なく人気です。しかし、60代になると「キャラクター・世界観」や「パークの規模」が優先される傾向にあり、年齢によるニーズの変化が見受けられます。

特に女性は「キャラクターや世界観」と「飲食の充実度」を重視する傾向が強く、一方で男性は「アトラクションの魅力」を優先しています。このため、パーク運営者はこのようなニーズを元に戦略を練ることが求められそうです。

インフォメーションの収集方法と今後の展望


さて、テーマパークに関する情報はどこで得ているのでしょうか?調査によると、SNSが46.8%で最も多かったとされ、特に女性では53.1%がSNS依存の傾向を示しています。年代別には20代がSNSを利用する一方、60代はテレビや雑誌といったオフラインの情報源を好むという結果が出ており、キャッチアップのためのアプローチ方法も年代によって変えていく必要があります。

今後、テーマパークがどのように訪問者の期待に応える形で進化していくのか注目です。これから開業が予定されている「ジャングリア」など、新たなテーマパークがどのように市場に影響を与えるのか、今後の調査結果にも期待したいところです。


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