若狭の魅力を空から探る!
2025年7月30日、福井県高浜町と京都府舞鶴市の境界に位置する正面崎沖の岩礁を、北陸の空株式会社がドローンを駆使して空撮調査を行います。このプロジェクトは、「わかさはっくつ」プロジェクトに基づいており、これまでの地上からの探索を超え、空から若狭の魅力を発掘することを目指しています。
プロジェクトの背景
「わかさはっくつ」とは、若狭地域の特性を見つけ出すため、県内外の若者や有識者が集まって行う官民連携の活動です。2021年度には福井県知事の杉本達治氏が名誉隊長としてともに活動し、その成果は多くのメディアで紹介され、SNSでも多くの注目を集めました。今回の空撮調査は、このプロジェクトの成果を引き継ぎ、さらに深めたものとなります。
調査の詳細
調査が行われる正面崎沖は、陸路ではアクセスが難しく、その存在が謎に包まれています。ドローンを使うことで、国交省の承認を得て、より詳しい境界線や地形のデータを収集することが可能です。調査は高浜漁港からの船上で行われ、使用するドローンはDJI Phantomです。
主な調査の目的は、まず県境ラインを可視化し、次にこの地点が観光資源としての可能性を探ることです。様々な情報を集めることで、若狭湾沿岸での地域ブランディングを実証し、新しい観光資源の発掘につなげられることが期待されています。
ドローン技術の活用
ドローン技術は観光だけでなく、防災や環境モニタリングなど、実に多様な用途での利用が期待されています。このプロジェクトが成功することで、他の地域への応用も見込まれ、若狭湾地区の魅力をより多くの人々に知ってもらうきっかけになるでしょう。
取材と参加者募集
当日はメディア向けの乗船枠も用意されており、事前申込みが必要です。また、撮影または収集した情報は後日共有します。もちろん安全対策も練られており、離着陸区画を設け、ライフジャケットの着用を徹底します。
代表の久森章裕氏は、「かつて地面を歩いて若狭の魅力を発掘しましたが、今回は空から見つけ出します。海と歴史が交差するストーリーを広めたい」と語っています。この新しい試みが、地域の魅力を新たな角度から引き出すことに期待が寄せられています。
北陸の空株式会社について
北陸の空株式会社は、福井県鯖江市に本社を置き、国家資格ドローンスクール運営や各種ドローンソリューションを提供する企業です。2016年に設立されて以来、ドローン技術の普及と安全な運航を目指し、多くの教育活動を行ってきました。新潟エリアでも新たなドローンキャンパスを開校予定で、地域の発展に寄与することを目的としています。
この空からの調査を通じて、若狭の新たな魅力が明らかになることを期待しています。興味がある方は、ぜひ参加を検討してみてください。