日本酒の新しい形「唎酒 Rishu」とは?
新潟県南魚沼市の八海醸造が創立100周年を迎えた2022年、同社は全く新しいブランド「唎酒 Rishu」を立ち上げました。ブランド名は、日本酒の形式ではない新しい酒体を楽しむことを意図し、「利き酒」という言葉に由来しています。この新しい挑戦は、同社の熟練した技術を基盤に、上質さや食中酒というテーマを守りつつ、食との調和を追求するというものです。
ブランドの根底にある挑戦
八海醸造は、これまで「八海山」という名で知られる清酒を手がけてきましたが、「唎酒 Rishu」はその名を冠せず、より自由な発想で新たな酒質を探求します。毎年異なる酒質を設定し、その年ごとの特性を生かした日本酒を提供するスタイルです。この挑戦により、お客様には新たな味わいの世界を広げ、心躍る瞬間を提供します。
視覚でも楽しむラベルデザイン
「唎酒 Rishu」では、製造地の新潟県・魚沼に自生する花々をラベルデザインに使っています。美しい色や形、さらには蕾から枯れるまでの変化を通して、お酒の質を視覚的にも楽しむことができます。酒を飲む前から味わいを想像しながら、ラベルから感じる美しさと楽しさが加わります。
掛川哲司氏とのコラボレーション
人気シェフ掛川哲司氏(1978年神奈川県生まれ)は、都内に8店舗を持つミシュランスターシェフです。レストラン「Ata Cave’d occi」では、12月から「唎酒 Rishu」の提供を開始します。また、掛川氏とのペアリングイベントや料理コラボレーションも計画しています。彼の料理は、フランス料理をベースにしながらも、季節の食材を生かし、香りや質感、温度まで考え抜かれたものです。このような彼の料理と「唎酒 Rishu」を組み合わせることで、新しい食の楽しみを発見できることでしょう。
現在のラインアップの魅力
「唎酒 Rishu」のラインアップは、春紫菀(ハルジオン)、黄菖蒲(キショウブ)、そして UNITED ARROWS という3つの異なる酒質があります。
1. 春紫菀(ハルジオン) 2025BY
この酒は、グレープフルーツのような爽やかな香りを持ち、すっきりとした酸味と甘みが特徴です。心地よいほのかな渋みが料理と相性抜群です。
品目:清酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
内容量:720ml
アルコール分:15.5度
希望小売価格:2,750円(税込)
保存方法:要冷蔵
2. 黄菖蒲(キショウブ) 2025BY
南国フルーツを思わせる芳醇な香りで、柔らかくジューシーな甘味と酸味のバランスが絶妙です。
品目:清酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
内容量:720ml
アルコール分:14度
希望小売価格:3,850円(税込)
保存方法:要冷蔵
3. UNITED ARROWS 2025BY
メロンや和梨のような香りに、薄にごりのシルキーなテクスチャー、爽やかな微発泡が特徴です。日本酒初心者でも楽しめる特別な一本です。
品目:清酒 微発泡性活性にごり生酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
内容量:720ml、360ml
アルコール分:14.5度
希望小売価格:720ml 4,950円(税込)、360ml 2,530円(税込)
保存方法:要冷蔵
まとめ
「唎酒 Rishu」は、八海醸造が新たな挑戦として展開する、日本酒の新しい形を体感できるブランドです。掛川哲司氏とのコラボレーションを通じて、これまでにない日本酒の楽しみ方を提供し、新潟の豊かな風土と文化を注いだ一杯をぜひ味わってみてください。お酒を通じて、心豊かな時間をお過ごしいただけること間違いありません。