未来の海と昆布
2025-12-23 12:21:31

未来の海を守る!子どもたちが参加するこんぶ種付け体験

未来の海を守る!子どもたちが参加するこんぶ種付け体験



2025年11月29日、函館市南茅部地区において、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと株式会社WMI、函館市との共同で「海とこんぶの森プロジェクト」の一環として、子どもたちによる「昆布種付け体験」が行われました。このプロジェクトは藻場の再生と地域の活性化を目指しており、環境保全と食育に対する理解を深めるための重要な取り組みです。

プロジェクトの背景と目的


近年、北海道の沿岸地域では昆布藻場の減少が深刻な問題となっており、環境保護の観点からも早急に対策が求められています。このような状況を受け、「海とこんぶの森プロジェクト」が立ち上げられました。参加したのは函館市立高丘小学校の児童約20名で、様々な体験を通じて地域に対する責任感や環境意識を育んでいく狙いもあります。

今回のイベントでは、子どもたちが実際に昆布の種付けを行ったほか、漁業者による昆布生産に関する説明も行われ、学びの深い体験となったようです。参加した児童たちからは「初めての経験で楽しかった」「昆布について知ることができて勉強になった」との声が聞かれ、未来の世代における地域理解が進んだことを実感させてくれました。

新商品の開発と地域貢献


本プロジェクトでは、函館産の昆布を使用した新商品「冷たい函館塩ラーメン(函館真昆布使用)」も展開しています。この製品は2025年8月にリリースされ、「FOOD SHIFT セレクション 2025」から優秀賞を受賞するなど、地域の特産物を効果的に活用した例となっています。持続可能な食へのシフトを目指す中で、地元の食材を用いた商品開発は非常に意義深いものです。

地域との連携がもたらす未来


「磯焼け」や「海の砂漠化」とも呼ばれる環境問題への関心を高めるためには、地域全体がこの問題に対する理解を深め、協力し合うことが重要です。プロジェクトに関する感想には、地域の魚業者から「生産量を増やしたいが、そのためには消費を増やす必要がある」といった意見もあり、地域の協力が不可欠であることを示しています。セブン‐イレブン・ジャパンは、今後もこのようなイベントを通じて地域と結びつきながら、持続可能な社会の実現を目指していく方針です。

まとめ


「海とこんぶの森プロジェクト」は、単なる環境保全だけでなく、地域住民、特に子どもたちに対しても大きな教育的意味を持つ取り組みです。海の未来を担う彼らが自分たちの手で自然を守ること、自らの生活に根ざした食文化を育むことは、持続可能な地域作りにおいて非常に重要な役割を果たすでしょう。本プロジェクトが今後さらに地域全体の活性化と海の環境回復につながることを期待しています。


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