新潟発!ロボット掃除機専用ラックの誕生
新潟の長岡造形大学と株式会社dinos(東京)との産学連携によって、画期的なロボット掃除機専用ラック「お掃除ロボットおかえりラック」が10月24日より販売開始となります。この商品は、スペパカグというデッドスペースを上手に利用した収納家具の一部で、生活を便利にするだけでなく、部屋の印象をも高めるデザインが特徴です。
商品の特長
「お掃除ロボットおかえりラック」の最大の魅力は、ロボット掃除機やごみ箱の上にできるデッドスペースをうまく活用する点です。通常、掃除機の帰る場所がないと、その管理が煩わしく感じられるものですが、このラックを使うことで、スッキリとした部屋を実現できます。以下、商品の特長を詳しく見ていきましょう。
1. 機能的な可動棚
このラックは、可動式の棚を搭載しており、様々なサイズのロボット掃除機に対応可能です。棚の高さを調整できる突起とネジが用意されているため、スムーズに自分の好みに合わせて調整できます。これにより、より多様な機種に対応できるのが嬉しいポイントです。
2. スタイリッシュなデザイン
ラックの脚部は三脚構造を採用しており、圧迫感を与えず部屋を広く見せる効果があります。さらに、ハンガーバーやサイドバーが付いていて、洋服や帽子、バッグなども掛けることができるため、機能性だけでなく、デザイン性にも優れています。
提案者の声
本商品を提案した長岡造形大学の学生、寺西紗衣さんは「組立方法やコスト、寸法について検討を重ねる中で多くの学びがありました。特に、掃除ロボットについての知識を深めることが、提案において重要であると感じました」と振り返ります。また、教員からの助言を受けて、商業ベースでのものづくりの難しさを実感しながら、商品化へとつながる経験が得られたと言います。
開発の背景
株式会社dinosの家具収納室で商品開発を担当した川井理恵さんは、このアイデアの背後に存在する生活者の悩みをしっかりと把握し、その解決策として商品を開発したと語ります。特に、ロボット掃除機の「帰る場所」を作ることが、ストレスのない生活につながると確信しています。製造には新潟・燕三条の金属加工メーカーが携わり、耐久性の高い仕様に仕上がっています。
プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクト
この商品は、2024年度の「プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクト」の一環として生まれました。このプロジェクトでは、学生が実際に商品を商品化する過程を学ぶことを目的としており、さまざまな制約の中でクリエイティビティを磨いていきます。参加した学生たちは、この挑戦を通じて、社会で即戦力となるスキルを身につけることが期待されています。
新潟が提供する新しい生活スタイルを象徴する「お掃除ロボットおかえりラック」。ぜひ、あなたの生活にも取り入れてみてはいかがでしょうか。