未来のコンビニ体験
2025-10-24 19:51:56

セブン-イレブンとCGOドットコムが描く未来のコンビニ体験とは

セブン-イレブンとCGOドットコムが描く未来のコンビニ体験



合同会社CGOドットコムは、セブン-イレブン・ジャパン及びNECと共に、コンビニエンスストアの新しい体験価値を創造するプロジェクトを立ち上げました。この取り組みでは、「商品を買う」から「体験を楽しむ」方向へと顧客の価値観をシフトさせることを目指しています。2025年度を目処に実証実験が予定されており、業界の注目を集めています。

プロジェクトの背景



小売業界は、少子高齢化の進展により、顧客の消費行動の多様化という課題に直面しています。従来の「物を買う」という単純な来店理由では、ますます来店動機が薄れつつある中、コンビニエンスストアには利便性だけでなく、体験や共感を伴う購買体験の提供が強く求められています。特にセブン-イレブン・ジャパンは、50周年を迎えたものの、若年層、特にZ世代やアルファ世代の利用減少という課題に直面しています。

この状況を打破するべく、若年層に向けたイメージ調査を通じて、「一人で行く場所」「定番を買うだけ」「滞在時間は最小限」といった意見が浮かび上がりました。このため、CGOドットコムとNECは共同で、若者が体験を楽しむための新たな施策の開発に注力しています。

異業種のコラボレーション



今回のプロジェクトでは、NECはセブン-イレブン・ジャパンのビジネスパートナーとして、店舗システムや業務効率化の面で協力してきましたが、単なるIT導入に留まらず、リテーラーであるセブン-イレブンとITベンダーであるNECの知見を融合し、新たな体験価値を生み出すことを目指しています。

CGOドットコムは、「ギャル式ブレスト®︎」を用いた創造的なアイデア提案を行い、セブン-イレブン・ジャパンのクライアントとしての役割を果たします。このプログラムは、自由な発想を促進し、若年女性の視点からも新しい体験を構築します。

アイデア創出のプロセス



プロジェクトの初期段階では、ギャル式ブレスト®︎を通じて、若年層が「複数人で来店したくなる」アイデアを数多く生み出しました。たとえば、「2人でハートを作らないと買えない商品」や「来店人数に応じた商品展開」、「一緒に行くとチェキが撮れる特典」など、従来のコンビニエンスストアのイメージを覆す施策案が200以上に上りました。

このプロセスでは、共有体験の価値やサプライズ要素、自己表現の場の重要性が浮き彫りになり、情緒的なつながりの創出が求められることが分かりました。体験価値を高めるためには、物理的な商品拡充よりも心理的価値を重視する施策が必要であるとの結論に至りました。

未来への展望



本プロジェクトを通じて得られた知識や体験は、2025年度には実店舗での実証実験に活かされる予定です。これにより、コンビニエンスストアの新たな営業スタイルや地域特性に応じた施策の展開が期待されています。セブン-イレブン・ジャパンとNECは、このフレッシュなアイデアをもとに、より多くの証拠を得ながら将来的な店舗の運営に反映させていくでしょう。

この取り組みが実を結べば、これまでのコンビニの枠組みを超えた新たな価値を創出することができるかもしれません。これからの動向に注目していきたいと思います。


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