環境保護活動の1ページを刻む「霧多布セブンの森」
2023年6月28日(土)、北海道の美しい自然環境を次世代に受け継ぐための重要な活動が行われました。これは、セブン‐イレブン記念財団が主導する「霧多布セブンの森」整備プロジェクトの第10回目の実施となります。
このプロジェクトは、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの創立20周年を記念して立ち上げられたもので、環境保護と地域貢献を両立させることを目指しています。設立から30年を迎えるこの財団は、地域住民やNPO、そして行政と手を取り合って、持続可能な森づくりに取り組んでいます。
豊かな生態系を守る
霧多布湿原は、その美しい自然と多様な生態系に恵まれ、1993年にはラムサール条約に登録された国際的に重要な湿地となりました。本プロジェクトでは、湿原をつなぐ形で森の整備も進められ、地域の自然環境を次世代に引き継ぐための保全活動が行われています。
今回の活動は、湿原周辺の植樹作業を中心に行われ、参加者が心を込めて新しい命を育むことを目指しました。
植樹と保護カバーの設置
参加者たちは、事前に計画された通り、枯れた苗木の撤去や新たな苗木の植樹を行いました。今回は広葉樹の「白樺」や「イヌエンジュ」、針葉樹の「トドマツ」など、合計150本を地面に植えました。特に、エゾシカによる食害が懸念されるため、保護カバーを設置するなどの対策も取られました。
作業現場は傾斜のある山道で、自然環境と向き合う中で、参加者はお互いに助け合いながら作業を進める様子が印象的でした。この体験は、ただの作業にとどまらず、自然の香りを感じながら仲間との交流を深める貴重な時間となりました。
繋がる未来
本プロジェクトは、森林環境を整えることで湿原や川、さらには海の環境保全にもつながっています。活動を通じて、地域の自然環境の保護に寄与できることを考えると、これから前進していく活力を感じます。
1年ごとに実施されるこの活動が、霧多布湿原の豊かな生態系を保つ一助となることを願っています。
今後も「セブンの森」の活動を通じて、地域との結びつきを強化し、持続可能な環境づくりに邁進していく所存です。参加者の皆様に感謝しつつ、また新たな挑戦を続けていくことをお約束します。
この「霧多布セブンの森」活動は、今後も地域に愛される事業として継続され、自然環境への感謝とともに未来に向けた一歩を踏み出していくことでしょう。