30歳以上の未婚の子どもを持つ親たちの本音
近年、少子高齢化が進む中で、未婚率の上昇が注目されています。特に、未婚の子どもを持つ50歳以上の親の心理や価値観は、これからの結婚観に大きな影響を与える要素として、注目されています。ここでは、株式会社ブライズシーが行った「未婚の子どもを持つ親の“子どもの結婚”に関する実態調査」の結果を基に、親世代の考えを深掘りしていきます。
調査の背景
国を挙げての少子化対策が進められる今、親世代は自分たちの子どもについてどのように感じているのでしょうか。調査では、30歳以上の未婚の子どもを持つ50歳以上の親330名を対象に実施されました。調査の結果、多くの親が子どもの結婚に強い関心を持ち、具体的な悩みや思いを抱えていることが浮き彫りになっています。
調査結果の概要
- - 約半数の親が、子どもが結婚していないことを気にしている。
- - 約90%の親が子どもに結婚してほしいと思い、結婚する年齢にはこだわっていない。
- - 主な理由として「良い相手に出会えない」と「結婚への関心が低い」が挙げられている。
- - 半数以上の親は、結婚と仕事の関係について「関係ない」と考えている。
- - ほとんどの親が子どもの将来設計について把握できていない。
- - 約40%の親が、結婚に向けたサポートを希望している。
半数以上が子ども結婚に気を揉む
調査結果によると、30歳以上の未婚の子どもを持つ50歳以上の親の約50%が、子どもが結婚していないことを「少し気にしている」と答えました。中でも、「とても気にしている」と回答した親も少なくなく、多くの親が結婚に対して何らかの期待を抱いていることが伺えます。
結婚の価値観に対する親の考え
子どもに結婚してほしいと考える親は約90%に達し、年齢については特に固執していないことが特徴です。「結婚は人生の一大イベント」と捉える一方で、年齢にこだわらない親が多数派であることは、子どもたちの自由な選択を尊重する姿勢が見えます。
未婚の理由を探る
親が考える未婚の理由は、「良い相手とできていない」や「結婚への関心が薄い」といったものが多いです。特に、自分の趣味や時間を優先する傾向があり、親世代との価値観の違いが浮かび上がります。これにより、なぜ子どもたちが結婚へ踏み出せないのか、悩む親たちの葛藤が見えてきます。
仕事と結婚の関係に関する意見
さらに、半数以上の親が子どもの結婚と仕事の関係性について「結婚するタイミングに仕事は関係ない」と考えており、親たちは仕事と結婚は別物であるとの意識が強いことも明らかになりました。これが、子どもたちの意欲やタイミングにどのように影響するかは、今後の大きな課題になるでしょう。
将来設計についての理解
「子どもの将来設計をどの程度把握していますか?」と問いかけると、約70%の親は「あまり把握していない」と回答しており、親子間のコミュニケーション不足も浮き彫りになりました。これらの情報を知ることで、子どもの未来に関する支援やアドバイスがより具体的になっていくと思われます。
結婚へのサポート意向
親たちの中には、子どもの結婚に向けて何らかのサポートをしたいと考えている人もおり、約40%がサポートに前向きであることが判明しました。「基本的には本人に任せたい」としつつも、支援したいとの意思がうかがえます。自らの知見を活かしたり、様々な機会を提供したりすることが、子どもたちの選択肢を広げる起点となるかもしれません。
まとめ
今回の調査から、未婚の子どもを持つ親たちの心理が浮き彫りになるとともに、彼らの支援の必要性がクローズアップされました。特に、未婚の状況を気にする親たちが多く、支援を希望する声が高まっています。株式会社ブライズシーでは、婚活セミナーや講演会を通じて、親御様へのサポートの場を提供しています。親子のコミュニケーションを深め、理想の未来に向けた一歩を踏み出しましょう。