大阪・関西万博で人気を博した「スシロー未来型万博店」
2025年に開催された大阪・関西万博で、「スシロー未来型万博店」が来場者の注目を集めました。会期中に約29万人ものお客さまが訪れ、その人気の理由がどこにあるのかを探ります。
未来型万博店のコンセプト
「まわるすしは、つづくすしへ。―すし屋の未来2050―」というコンセプトのもと、スシローは美味しい寿司を提供しながら、水産資源の持続可能性を守るための取り組みを進めていました。この店舗では、食事を楽しむだけでなく、ゲームを通じて水産資源の課題を学べる体験が提供されていました。
人気メニューランキング
「スシロー未来型万博店」では、新しい試みとして、さまざまな魅力的なメニューが展開されました。特に人気を集めたのが以下の3品です。
1.
本鮪赤身(税込230円) - 養殖された本鮪の赤身が使用され、濃厚な味わいが特徴。
2.
大とろの塩炙り(税込590円) - ボリューム満点な大切りの本鮪の大とろが、お客さまに大好評。
3.
まぐろ3貫(税込590円) - 赤身、中とろ、大とろが一皿で楽しめる効率的な一品。
さらに、スシロー未来型万博店限定の「あしたのサカナ」シリーズも好評で、特に
陸上育ちの磯まもりウニ包み(税込550円)は、海の保全に貢献しながら美味しさも兼ね備えたメニューとして支持を集めました。
受賞歴と評価
このプロジェクトは、持続可能な取り組みとして評価され、2025年日本国際博覧会「持続可能な取り組みに関する表彰」で調達部門賞を受賞しました。また、第44回ディスプレイ産業賞では産業奨励賞とNDF特別賞銀賞も獲得。これらの評価は、環境への配慮が功を奏していることを示しています。
閉幕後の取り組み
万博終了後も、スシローは持続可能な取り組みを続けます。店舗の設備は再利用され、仲間たちが共に働いた経験を活かし、将来的には「あしたのサカナ」シリーズをグループの他店舗に展開する計画も進行中です。
サステナブルな未来への取り組み
今後も、スシローでは天然資源に依存しない水産物を使用できる方法を模索し、陸上養殖などの先端技術を取り入れたメニュー展開が計画されています。また、すべてのメニューをノーポーク・ノーラードにするなど、多様な食文化に対応できるように工夫がなされています。
楽しい学びの場を提供
ゲームを通じて水産資源の課題を楽しく学べる取り組みも魅力の一つです。「UNI CATCH GAME」や「SUSHI QUEST」といったゲームを通じて、来場者は楽しみながら持続可能性について知識を深めることができます。
若手社員によって運営されたこの店舗は、社員たちが成長するための貴重な場でもありました。彼らの経験は、スシローの未来を支える重要な基盤となることでしょう。
多くの来店者とともに新たな未来の寿司業界を築いていく姿勢を見せた「スシロー未来型万博店」。その取り組みは、今後も国内外での展開が期待されます。日々進化するスシローの挑戦を驚きと期待をもって見守りたいですね。