アグリノートとKOMECTが連携、農業を革新する新たな取り組み
新潟県新潟市に本社を構えるウォーターセル株式会社が、自社が提供する農業支援アプリ「アグリノート」と、広島県の株式会社サタケが運営する生産支援システム「KOMECT」との連携を2025年9月2日から開始すると発表しました。この連携は、農業のデジタル化を進めるうえで、大きな一歩となります。
アグリノートとKOMECTの概要
アグリノート
「アグリノート」は、農場の状況を航空写真で可視化しつつ、農作業や圃場の管理、さらにはスタッフ間の情報共有を支援するアプリです。PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからも利用でき、農作業の履歴や作物の生育状況を手軽に記録・閲覧できます。このアプリは、農業従事者にとって、働きやすい環境を提供するツールとなっています。
KOMECT
一方、サタケの「KOMECT」は、ライスセンターや精米工場におけるデジタル・トランスフォーメーションを推進するためのシステムです。生産情報の集約と活用、生産性の向上、顧客の利益改善を目的としています。このサービスは、農業界における効率化を図り、競争力を高めるための重要な役割を果たしています。
連携による利便性
今回の連携により、アグリノートに登録された圃場情報をKOMECTに取り込むことができるため、KOMECT導入時の圃場登録が格段に容易になります。これにより、手間と時間を大幅に削減できるのです。また、アグリノートでは住所情報さえあれば圃場を登録できる「圃場登録代行サービス」も提供しており、これを利用することで、さらに簡単に圃場情報をKOMECTに流し込むことが可能になります。
この連携オプションは、アグリノートの全ての会員(無料プランを含む)が無償で利用できる点も魅力的です。これは、収穫から販売までの流れをスムーズにし、農業の効率化に貢献します。
農業をもっと便利に
アグリノートとKOMECTの連携は、ライスセンターや精米工場のオペレーションを革新し、利用者にとっての利便性を高めるものです。特に、これからKOMECTを導入予定の方や、既に導入しているものの圃場登録が滞っている方にとっては、アグリノートを併用することで、よりスムーズな管理が期待できるでしょう。
今後、この連携を通じて新潟県の農業がさらなる発展を遂げることを期待しています。ウォーターセルとサタケのコラボレーションによって、農業の未来がより豊かになる手助けとなることを願っています。詳しい情報については各社の公式サイトをご覧ください。
この連携により、農業界はますます便利になり、持続可能な未来へ向かって進化していくことが予想されます。