新潟・柏崎に生まれる新たな酒蔵、弥栄醸造
新潟県柏崎市の穏やかな山あいに、新しい酒蔵「弥栄醸造」が誕生します。代表の坂本一浩氏が手がけるこの酒蔵は、2026年1月からの自社醸造開始を目指し、現在はクラウドファンディングを実施しています。プロジェクトの目的は、地域の古民家を活用した直売所とテイスティングバーを設け、多くの人々が集まる場所を創り出すこと。それによって酒を通じて地域の絆を深めることを目指しています。
地域と人をつなぐ文化の交差点
「弥栄(いやさか)」という社名には、「ますます栄える」という願いが込められています。製造者、農家、酒販店、そして飲む人々が豊かになるように、すべての関わりがうまくいくようにとの思いが込められています。その中核には、酒を通じて地域を結ぶ“文化の交差点”としての役割があるのです。
十割麹酒という新しい挑戦
弥栄醸造の誇る中心商品、十割麹酒。これは全ての米を米麹に使用する製法で作られ、一般的な日本酒よりもその比率が高いのが特徴です。この独創的なアプローチにより、酸味、甘味、旨味の絶妙なバランスが生まれ、濃厚で個性的な味わいを実現しています。酒税法上は「その他の醸造酒」として分類されますが、地域の風土や日本の技術を活かしたこの新たな酒には、独特の魅力と自由な可能性が秘められています。
ブランド名「ITTEKI(一擲)」への思い
新たに立ち上がる酒のブランド名は「ITTEKI(⼀擲)」です。この名前は「天地の運をかけた一投」という意味で、人生の大勝負を象徴しています。代表の坂本氏は成人式に恩師からこの言葉を贈られ、以来その言葉に支えられてきました。この一滴に込められた覚悟を持ち、酒造りに挑む姿勢が感じられます。
地域とともに生きる酒製造
弥栄醸造の拠点となる「宮之下」は、柏崎市の小さな集落で、高齢化が進む中、耕作放棄地や空き家が増えている地域です。この地に移住し、古民家をリノベーションして酒蔵を構えることは、単なる酒造業を超えた地域づくりに向けた取り組みでもあります。地域の人々が集まり、笑顔で語らう景色を創り出すことがこの酒蔵の本質的な目標です。
クラウドファンディングの詳細
今、弥栄醸造では「直売所とテイスティングバー」の整備のためのクラウドファンディングを実施中です。完成後は地域の人々と訪れる人が集い、交流を楽しめるスペースとして活用される予定です。このプロジェクトは単なる建物整備にとどまらず、地域とのつながりを再構築する「酒のある風景づくり」の第一歩となります。
クラウドファンディングプロジェクトはこちら
資金の募集は2026年1月23日から2月28日まで。地域コミュニティの活性化と新たな酒文化の創造に向けた応援をぜひお願いします。皆さんの参加が、弥栄醸造の未来を築く力になります!