津南醸造とテンペ
2026-02-19 16:47:34

津南醸造がインドネシアのテンペ発酵文化と交流

津南醸造がインドネシアのテンペ発酵文化と交流



新潟県中魚沼郡津南町に位置する津南醸造株式会社は、インドネシアのバンドン市にある「Kopti Rumah Tempe Indonesia」を訪問しました。この訪問は、同社の代表取締役である鈴木健吾が主導し、インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)からヌル・アクマリア・ヒダヤティ氏が同行しました。両国の発酵文化をテーマにしたこの交流は、日本の伝統的な日本酒醸造技術とインドネシアのテンペ発酵文化を結びつける貴重な機会となりました。

テンペと発酵の可能性探求



Kopti Rumah Tempe Indonesiaは、地元のテンペ生産者を支える大豆流通と協同組合運営の拠点です。鈴木はここで「グリーン・テンペ」と呼ばれる次世代ハイブリッド発酵食品の社会実装可能性について調査しました。この取り組みは、発酵産業が地域経済やコミュニティの持続可能性にどのように寄与できるかを考察するものです。

発酵とは千年の歴史を持つ知識の結集であり、現在の「プロテイン・クライシス」の解決策として再び脚光を浴びています。日本とインドネシアは遠く離れてはいますが、いずれも微生物を文化の根幹に据えてきました。本訪問を通じて両国の発酵文化に存在する共通点や、今後の発展の可能性が確認されました。

文化を育む発酵技術の重要性



鈴木は現地にて、「私たちは単に食や飲料をつくっているのではなく、文化そのものを育てているとも考えています」と述べました。KOPTI協同組合は、変動する輸入大豆価格の中で生産と流通を安定させ、無数の零細事業者の存続を支えています。津南醸造の役割は、農家や自然、消費者を結ぶ重要な存在であり、この共通点も興味深いものでした。

グリーン・テンペ構想と技術の進化



訪問中の重要な議題は、微細藻類をテンペに添加する「グリーン・テンペ」構想です。このプロジェクトは、テンペの価値をさらに引き上げる試みであると鈴木は説明しました。藻類を加えることで、テンペ菌の発酵が促進され、抗酸化能やタンパク質の消化性向上が期待されます。

「本技術の利点は、既存の生産設備で活用可能なことです。これにより社会実装のハードルが下がり、テンペを単なるコモディティから高付加価値食品へと進化させることができます」と鈴木は強調しました。

BRINのヒダヤティ氏も、「日本のバイオテクノロジーとインドネシアの発酵文化は理想的な補完関係にあり、科学的検証を支援していく」と述べました。

結び



Kopti Rumah Tempe Indonesiaと津南醸造の交流は、発酵を通じた文化的な連携の証と言えます。両国の持つ独自の技術や知恵が融合することで、新たな未来の食材が誕生することに期待が寄せられています。津南醸造は、地域の持続性にも寄与し続けることでしょう。

津南醸造のWebページ: 津南醸造


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