新潟発のIT人材発掘・育成プログラム「ETSUZAN」が新たな展開を迎えています。これまで新潟県内で展開されていたこのプログラムは、2026年度より対象エリアを長野県にまで広げることが決まりました。6月1日から7月20日までに集まったクリエータの中から厳正な審査を経て、6チーム7名が採択される運びとなりました。
ETSUZANは、経済産業省が所管する「AKATSUKIプロジェクト」の一環として実施され、地方の新たなIT人材を発掘し、育成することを目的としています。現在、地方における開発環境は限られており、その結果、経験に格差が生じているのが実態です。この格差の解消を目指し、若手ITクリエータの発掘と育成を行います。
採択されたクリエータたちは、2026年7月28日から2027年2月10日までの約6か月間、専任のプロジェクトマネージャー(PM)によって支援を受けることになります。プロジェクトの実施にあたっては、1チームに最大150万円の開発支援金が支給されます。採択された6チームはそれぞれ異なるテーマを持ち、具体的なプロダクトやサービスの開発に取り組むことになります。
採択クリエータの面白いアイデア
1.
Strock(初心者でもギターをカッコよく演奏できる道具)
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代表者: 河田 遠乃(新潟大学)
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プロジェクト概要: 挫折しやすいギターの演奏をサポートするハードウェアとアプリを開発。音楽イベントでの販売を計画。
2.
透明化技術の社会実装
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代表者: 百武 優一(新潟大学大学院)
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プロジェクト概要: AIを活用し、カメラ映像を使って物体を疑似的に透明化する技術を開発。広告・エンタメ分野での実証を目指します。
3.
卓上全自動射出成型機
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代表者: 藤本 清太郎(長岡技術科学大学大学院)
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プロジェクト概要: 大型射出成型機を縮小化し、個人や小規模企業での導入を可能にする装置を開発します。
4.
街の記憶を保存するレーシングゲーム
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代表者: 國本 蒔幸(長野日本大学高等学校)
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プロジェクト概要: 過去の街並みを再現したレーシングゲーム「JDG」を開発し、消えた街並みを体験できる場を提供。
5.
記憶する相棒AI「MIKA」
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代表者: 保積 泰斗(信州大学)
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プロジェクト概要: 日常の講義や会話を記録し、必要なときに応答してくれるAIを開発。AIがユーザーの状況を理解します。
6.
健康管理を支援するAIアプリ「FELSTUNING」
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代表者: 鹿角 謙人(長岡技術科学大学)
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プロジェクト概要: ウェアラブル端末から得たデータを元に、健康のためのアドバイスをするAIを開発します。
初のブースト会議開催
8月22日から23日には、新潟市中央区のスタートアップ拠点「NINNO」にて、採択されたクリエータとプロジェクトマネージャーが初めて顔を合わせる「ブースト会議」が行われました。ここでは、各チームが自分たちのアイデアをプレゼンテーションし、PMとのセッションで開発計画を具体化させました。
この会議を通じてクリエータ同士の交流が生まれ、互いの経験や知識をシェアする機会も提供されました。ETSUZANの運営代表である髙瀬章充氏は、地方での開発環境をより良くすることの重要性について語り、7名のクリエータたちがどのような成果を報告するのか楽しみであるとコメントしました。
約半年間の育成期間を経て、クリエータたちは自分たちの夢を形にする挑戦が始まります。今後は、各チームの進捗や成果がETSUZAN公式サイトやSNSで随時発信される予定です。
最後に
ETSUZANの活動は、新潟と長野の地方創生に大きく寄与することが期待されています。地方の若手ITクリエータの夢に向かう姿は、多くの人に勇気と刺激を与えることでしょう。次回は、育成期間中の様々な発表会やイベントにも注目です。