新潟県津南町にある津南醸造株式会社は、韓国・驪州市からの訪問団を迎え入れ、国際的な交流を深めています。この訪問は、驪州市役所の職員や地元農家の方々、総勢11名で構成され、米づくりの現場を学ぶ貴重な機会となりました。
訪問団は、津南町役場の職員2名と通訳者も同行しており、津南醸造では雪解け水と地元で育てた米を使用した酒づくりの体験をしていただきました。特に、津南の自然がもたらす美味しい酒を生み出す過程は、訪問団の皆さんにとって新たな発見だったことでしょう。
驪州市長へのお土産として津南醸造の日本酒を購入いただくなど、この交流の中で日本酒が国を越えて繋がることを誇りに思います。また、驪市から来訪された米農家の方が、日本の王様に献上されたという由緒ある米をお土産に持参され、これもまた農業文化の理解を深める素晴らしい交流となりました。
津南醸造は現在、韓国市場にも意欲的に進出を考えており、地域の品質をもった酒をさらに多くの人々に楽しんでもらいたいと考えています。日本酒の新しい楽しみ方を提案することで、国境を超えた酒文化の発展を目指して挑戦を続けます。
私たち津南醸造は、伝統的な酒造りの技術を活かしつつ、革新にも挑んでいます。「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」をテーマに掲げ、多くの農家と共に地域を支えながら、環境にも配慮した酒造りを行っています。
2025年には新潟を代表する酒造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」で、新潟県知事賞に輝くなど、その品質には定評があります。豪雪地帯の自然を生かした酒造りは、驪州市との交流を通じて、さらなる可能性を広げていくことでしょう。
今後も津南醸造は、国内外を問わず、より多くの人々に津南の酒の魅力を伝え、国を越えた架け橋となることを目指しています。私たちの酒が人々の心をつなぎ、共に楽しむ存在となることを願ってやみません。津南醸造の日本酒は、まさに地域の宝であり、国際的な架け橋です。今回の交流に感謝しつつ、私たちの活動を今後も応援していただければ幸いです。