ブルックリン賃上げ
2025-08-06 07:03:27

ブルックリン、2025年に全社員の時給を大幅改定、競争力を強化

株式会社ブルックリン、賃上げを発表



新潟県長岡市に本社を置く株式会社ブルックリンは、全社員(パートやアルバイトを含む)を対象にしたベースアップを2025年8月16日に実施する決定をした。この賃上げは2025年6月にも予定されており、時給が1100円から1300円に引き上げられる。これにより、8月にかけてのベースアップ率は18.1%に達し、段階的に時給を100円上げることが計画されている。

賃上げの詳細



ブルックリンでは2025年6月15日までに、まず基本給を含む社員の給料を191,000円から208,000円に引き上げ、その後、8月16日には226,000円に再度の改定が行われる。一方、パートやアルバイトの社員にとっては、6月16日付けでの時給が1,100円から1,200円に引き上げられ、8月16日には1300円となる。

このようなベースアップは、ブルックリンの労働環境向上を目指す一環であり、同社は2021年度から今回までで4期連続での昇給を実施している。累計の昇給率は36.8%を記録しており、同時期の消費者物価指数の上昇率を大きく上回る高い水準となっている。

背景と目的



ベーカリー業界は労働集約型であるため、人材の確保が最も重要と言える。しかし近年の人手不足が深刻化する中で、元々高い給与水準を誇るブルックリンでも人材の確保が難しくなっている。この状況は、2024年の日本の出生数が約68万人であることからも見て取れる。ブルックリンの代表、長谷川啓太が生まれた1985年には約143万人の出生数があり、日本の未来が危ぶまれる「静かなる有事」と呼ばれる状況に直面している。

このため、同社は「お客様だけでなく、働く人からも選ばれる会社となる」ことを掲げ、今般の賃上げを決定した。これにより、従業員の満足度を向上させることで、安定した人材の確保を図る狙いがある。

株式会社ブルックリンについて



ブルックリンは2000年に長岡市で創業し、2010年には上越市にも出店を果たしている。人気商品には「メープルラウンド」や「具たっぷりカレーパン」があり、メープルラウンドは「ジャパンフードセレクション2025年1月」にてグランプリを受賞した。カレーパンは日本カレーパン協会の「カレーパングランプリ」にて3年連続金賞を受賞しており、品質の高さが支持されている。

さらに、働き方改革の一環として、有給休暇の100%取得や残業の月10時間以内、また産休育休取得率の100%など、労働環境の改善を推進。このような努力が、ブルックリンをベーカリー業界におけるトップレベルの企業に育てている。

企業情報は公式ホームページ(ブルックリン公式サイト)で確認できる。働きやすい環境の整備は、ブルックリンの今後の成長にも寄与するだろう。これからのブルックリンの取り組みに注目していきたい。


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