大分県での新たな挑戦
2025年11月21日から12月4日まで、大分県内のセブン‐イレブン全店舗で「たこめしおむすび」が期間限定で販売されます。この企画は、一般社団法人うみらいふが、セブン‐イレブン・ジャパンと協力し、海洋ごみの問題と若者の魚離れを意識する取り組みの一環として行われています。食材には大分県北部で獲れた新鮮な姫だこを使用し、ご飯は姫だこの煮汁や出汁を加えて炊き上げています。こうした工夫により、たこを内外から楽しめる一品に仕立てています。
海洋ごみとの関わり
日本では、海洋ごみの8割が街から来ているとされています。この問題は、多くの人々が意識する必要がある課題です。そこで、今回の「たこめしおむすび」には、パッケージに「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」のメッセージが記載されています。また、店内にはプラスチックごみのリサイクルを促すポスターやPOPが設置され、購入者に対して海洋ごみ問題への関心を深める仕掛けが施されています。
地域の方々の反響
11月19日には、国東市の松井督治市長と大分県庁の農林水産部への表敬訪問が行われました。この場では、商品販売に至った経緯や、姫だこを具材に選定した理由などが説明されました。実際に試食を行った松井市長や職員たちからは、「とても美味しくて、地域活性化に期待が持てる」との声が上がり、大変好評でした。このような交流を通じて、地域の人々が海洋問題について理解を深める機会ともなりました。
活動の背景
本事業の背後には、一般社団法人うみらいふの活動があります。彼らは、次世代に綺麗な海を引き継ぐため、海洋ごみに対する関心を高める取り組みを行っています。地域の住民に自発的なごみ拾いや周囲への啓発を促進し、海洋問題への意識を高めるための活動をしています。これにより、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を理解し、「これ以上、海にごみを出さない」という意識を持つことが目標です。
海の未来を考える
「海と日本プロジェクト」は、海洋環境の問題を皆で考え、アクションに繋げる取り組みを進めています。全国の子どもたちをはじめ、多くの人々が海に対する思いやりを持つことが求められています。この「たこめしおむすび」が、そのきっかけの一つになればと思います。海を守るために、今、私たち一人一人ができることを考えていきたいですね。今後もこうした取り組みが増え、多くの人々に影響を与えることを期待しています。