寺泊温泉北新館の新たな挑戦
新潟県長岡市に位置する古くからの温泉宿、寺泊温泉北新館が2025年7月1日に新たな旅立ちを迎えることが決定しました。料理人・橋本久信氏が監修するユニークな料理を通じて、宿の魅力を一新し、訪れるお客様に特別な体験を提供することを目指します。
温泉宿の歴史と課題
寺泊温泉北新館は約100年の歴史を有し、2つの自家源泉を持ち、新潟の地魚を活かした手作り料理が自慢の宿です。しかし、温泉地としての知名度は低く、価格設定の難しさもあり、運営には長年の赤字体質がついて回っていました。本来であれば、宿泊のお客様に高価値を提供できる立地や設備を備えているにもかかわらず、それを十分に活かせていないという現状がありました。
これを打破するべく、宿は日帰り入浴の受け入れを終了し、宿泊客により静かで贅沢な温泉体験を提供できる宿に生まれ変わる決意をしました。そんな中、橋本シェフとのご縁が生まれ、彼の持つ「食べるアート」をテーマにした料理に彩られた新メニューの導入に至りました。
橋本久信シェフの新メニュー
新メニューは、寺泊や新潟の豊かな食材と食文化を基に構成されています。特に寺泊名物のベニズワイガニを用いた料理がメインとなり、見た目にも美しい盛りつけと、その背後にストーリーが込められた一皿が魅力です。
例えば、冬の海岸をイメージした「波の華」を模したお造りや、夕波と佐渡島を感じさせるベニズワイガニのクロケットなど、視覚と味覚の両方で新潟の風土を感じられる工夫がされています。これらはフレンチのように洗練されつつも、温泉宿らしいリラックス感を持ち合わせており、訪れるゲストはお箸で楽しむ“ほっとするごちそう”としてそれを堪能できます。
新メニュー初披露時には、最初の料理が運ばれた瞬間に「わぁ」と驚かれる方々も多く、料理をスマートフォンで撮影する姿が見られるなど、期待度の高さが伺えます。
橋本久信の経歴
料理監修をお願いした橋本久信シェフは、「吉祥開運亭 無尽蔵」や「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」、「天空の森」など、数々の名宿で料理長を務めてきました。その傍ら、JTBトラベルやじゃらんnetなどのアワードで数々の受賞歴を誇り、「感動を呼ぶ料理」として高い評価を受けています。彼の手がけた料理は、食器の上でまるでアートのように輝き、また、食事評価も飛躍的に向上させる実績を持っています。
宿泊の魅力
寺泊温泉北新館は、訪れるゲストに特別な温泉体験を提供すべく、環境と料理にこだわった宿泊プランを設けています。新たな料理を楽しめる宿泊は、忘れられない思い出となることでしょう。
ぜひ、古き良き温泉宿の刷新された魅力を体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。温泉と美食が融合したこの地で、心と体を癒す特別な時間を過ごしてください。
寺泊温泉北新館の基本情報
- - 名称: 寺泊温泉 北新館
- - 所在地: 新潟県長岡市寺泊年友1039
- - URL: 寺泊温泉北新館
新しい魅力あふれる寺泊温泉北新館で、皆様の訪問を心よりお待ちしております。