津南醸造が新潟県知事賞を受賞し祝賀会を開催
2025年5月17日(土)、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える津南醸造株式会社が「令和6酒造年度 越後流酒造技術選手権大会」で栄誉ある新潟県知事賞(第1位)を受賞しました。この受賞を祝うために、銀座の新潟情報館 THE NIIGATAで盛大な祝賀会が行われました。
祝賀会は、津南醸造の酒蔵エバンジェリストである榎本麗美氏の司会のもと、全国からの関係者やファンで賑わう中で進行しました。イベントのスタートにあたり、代表取締役社長の鈴木健吾氏が受賞の喜びを語り、共に支えてくれた方々への感謝の気持ちを伝えました。その後、銀座・新潟情報館の館長、髙木氏からも祝辞が述べられ、参加者全員が拍手でその言葉に共感しました。
さらに、津南町の桑原悠町長からは、今回の受賞を祝う温かいメッセージが寄せられました。「丁寧な製造方法とこだわりで評価されたことに心よりお慶び申し上げます」との言葉は、杜氏や蔵人たちの努力を称えるものでした。また、日本酒と暮らしのコミュニティ「酒小町」の代表、卯月りん氏からも、津南醸造の挑戦を称えるメッセージが届き、参加者の拍手が響きました。
祝賀会では、受賞酒である純米大吟醸「つなん」の試飲も行われ、SSIサケ・アカデミーの講師、ワタナベイナリ氏がその魅力を解説しました。「つなん」は、五百万石を40%まで磨き、雪国の冷気に守られて丁寧に仕込まれた逸品。優雅な香りとシャープな味わいが特徴で、多くの参加者がその美味しさに感嘆の声を上げていました。
また、乾杯の音頭は「地方創生を発酵で奏でる」をテーマに活動しているゲストのDJかもしたろう氏が務め、会場全体が一体感に包まれました。乾杯の後は、参加者同士で「つなん」を手にしながら歓談を楽しみ、交流の輪を広げました。
津南醸造は、豪雪地帯での酒造りを続ける中で、自然との共生と革新を目指して「Brew for Future」をブランドコンセプトに掲げています。新潟の美味しい日本酒を世界に広めるための新たな挑戦へと邁進する姿勢を強く感じる祝賀会となりました。今後のさらなる発展に期待が高まります。
このように、津南醸造は地域の自然と伝統に根ざした酒造りを続けながら、新たな価値を創造し、未来へ向かって歩み続けます。