神田外語学院と関根学園高等学校、学びの連携協定を締結

学校種・地域を超えた新しい次元の学びへ

2025年12月19日、東京の神田外語学院と新潟県上越市の関根学園高等学校が「高専連携協定」を結び、新たな教育の可能性を探ることになりました。この協定は、異なる学校種と地域を超えた連携を推進することを目指しています。両校は、すでに2013年からキャリア出張講義や地域活性化活動など様々な形で協力しており、この取り組みをさらに加速させるための重要な一歩とされています。

教育理念と言葉の力

神田外語学院は「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という教育理念のもと、国際社会で活躍できる人材を育成しています。言語教育の重要性がますます高まる昨今、多文化共生が進む社会において、他者理解や協力の精神が求められています。一方、関根学園高等学校は、100年以上の歴史を持ち、地域に根ざした教育を行い、地元の未来を担う人材の育成に尽力しています。これまでの連携を通じて、双方が持つ理念や方針をもとに共に成長していくことが期待されています。

今後の取り組み内容

新たな協定締結に伴い、以下のようなプログラムが計画されています。
・キャリア教育や語学教育の拡充
高校生向けの出張講義や英語教育、さらには夏季・春季の集中講座を通じて、学びの機会を充実させていきます。
・双方向の交流の促進
教職員間での授業参観や研修の場を設け、生徒・学生同士が異なる教育現場を体験することで、世代を超えた学びを促進します。
・国内外研修プログラムの共同実施
国際的な学びの場を検討し、国内外の研修に共同参加することで、グローバルな視点を養います。
・地域社会とのつながり
地域企業や団体と連携したプロジェクトを企画し、地域に根差した学びを重視した教育活動を進めていきます。
これらの取り組みにより、学校種や地域を超えて学び合う環境が整えられ、将来のキャリア形成につながる教育が生み出されることでしょう。

これまでの連携活動

両校はこれまでにも、地域創生をテーマにさまざまなプロジェクトを行ってきました。その中には、越境キャリアワークショップや上越地域創生プログラム提案発表会などがあり、地域との強いつながりを築いてきました。また、関根学園の特進コースのプロモーションビデオを、神田外語学院の学生たちが制作するなど、教育の枠を超えたコラボレーションも行っています。

調印式の詳細

今回の協定の調印式は、12月19日16:00から東京の住友商事MIRAI LAB PALETTEで行われます。式典では、両校の代表が出席し、今回の協定に込められた意義について語ります。また、参加者との質疑応答や、記念撮影も予定されています。

新たな教育の理念を持った神田外語学院と関根学園高等学校の取り組みが、今後どのような成果を生むのか非常に楽しみです。地域を超えた学びの連携が、次世代の創造力と社会貢献を育成する鍵となることを期待しています。