近年、成人式の振袖選びは「価格」や「デザイン」だけでなく、誰が振袖を着ているかが大きな影響を与えるようになっています。特にZ世代の女性たちは、振袖モデルの選定において独自の基準を持っており、その傾向は従来のモデル像と大きく異なってきました。これを受けて、振袖gramは成人式を控えるZ世代女性を対象に「この人が振袖モデルなら成人式に着ていきたいか」というテーマで意識調査を行いました。
調査概要
調査は2026年1月に実施され、対象は18〜20歳の女性1,000名です。オンラインでの回答を集め、モデルに求める条件や期待している人物像、従来のモデルに対する意識の違いを調査しました。
調査結果
調査結果からわかったことは、Z世代が振袖モデルに求めるのは「完璧さ」ではないということです。具体的には、次のような要素が挙げられました。
1. 自分と感覚が近そう(共感できる)
2. SNSでの発信が自然・リアル
y3. 派手すぎず、真似しやすい
4. 写真が“盛りすぎていない”
5. 振袖が主役で、人が目立ちすぎていない
この結果は、かつての完璧な美しさを追求していたモデル像よりも、より身近で共感を得やすい存在が求められていることを示しています。
さらに、「この人が振袖モデルなら着てみたいと思う人物像」について自由回答で挙げられたのは、同世代のインフルエンサーやミスコン出身だけれど親しみやすいモデルが多く含まれていました。支持の決め手は「有名だから」ではなく、感情移入できるかどうかという点でした。Z世代の特性が反映されています。
想像力を刺激する振袖モデル
「成人式に着ていきたい」と感じる要因としては、「自分がその振袖を着ている姿が想像できた」という回答が最も多く寄せられました。自然体な表情やポージング、振袖とモデルとのバランスが自然であることで、「自分の成人式」を具体的にイメージしやすくなるわけです。
共感消費の時代
この調査結果から見えるのは、Z世代にとって振袖選びは単なる衣装の選択にとどまらず、「どんな成人式を迎えたいか」や「どんな自分でありたいか」という自己表現の一部と化しているという事実です。振袖モデルは、もう「魅せる存在」ではなく、彼女たちにとっては「未来の自分を重ねる存在」となっているのです。
振袖業界への示唆
このような変化は振袖業界にとっても重要です。今後の振袖プロモーションでは、モデル選定においてフォロワー数よりも「共感性」が求められ、写真は作り込みすぎない自然なものが推奨されるでしょう。さらに、モデルが持つ世界観やストーリー性が来店の動機となることが考えられます。
今回の調査を通じて、Z世代から支持を集める振袖モデルの具体例も見えてきました。支持を得たモデルたちには、親近感や自然体の表情が共通しており、振袖選びが一つのブランディング行為になってきていることがわかります。
Z世代において、振袖モデルは「憧れの存在」から「自分の未来を語る存在」へと変わってきています。振袖gramでは、今後もこの基準に合った振袖モデルの特集やZ世代の心理についての調査を進めていく予定です。
ぜひ、振袖選びの際には、彼女たちの意見を参考にして、自分自身の“未来の自分像”を大切にした選択をされることをお勧めします。