埼玉の小学生が食品ロス削減に貢献するプロジェクト
埼玉県のさいたま市立徳力小学校で、4年生の児童たちが株式会社ファミリーマートと共同で行った「体験型の食育・社会貢献プロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトは、埼玉県SDGs官民連携プラットフォームの一環として実施され、児童たちが食品ロスや食支援の重要性を学び、感謝の気持ちをポスターに表現することで地域社会の理解と協力を促すものです。
思いやりをつなぐ手描きポスター
児童たちによる手描きのポスターは、学校内はもちろん、埼玉県のファミリーマート店舗でも掲示されました。この活動を通じて、約100点もの支援食品が集まり、地域のフードパントリーに寄贈されるなど、実際に多くの人々の役に立つ結果を生み出しました。
プロジェクトがスタートしたのは2026年1月28日で、この日は出前授業が行われました。そこでは、ファミリーマートと埼玉県の担当者から食品ロスの現状や食支援について講義があり、こどもたちは「地域の人々をどうやって協力してもらうか」といったテーマでアイデアを出し合いました。家族や友人を思いやる気持ちや、環境保護へ向けたメッセージが込められたポスターが次々に完成しました。
温かいメッセージを届ける呼びかけ
完成したポスターを手に、児童たちは他学年の教室を回り、自らの言葉で寄付を呼びかけました。そして、ポスターは学校周辺のファミリーマート店舗でも掲示され、地域の皆様へも心温まるメッセージを広めることができました。申し込みがあったポスターの掲示店舗は、埼玉県内のファミリーマート計10店舗にも及びました。
地域が一体となった食品支援
この取り組みは校内だけにとどまらず、地域全体を巻き込んだ「ファミマフードドライブ」として、家庭から食べきれない食品が集まりました。児童による約4週間の呼びかけによって、寄付受付BOXには次々と食品が届き、最終的には100点以上が集まったのです。これらの食品は、埼玉県を通じて地域のフードパントリーに寄贈され、必要とする人々の手に渡りました。
出前授業や寄贈式では、埼玉県資源循環推進課の西川智久副課長が、「子どもたちが食品ロスについて考え、自ら行動する姿勢が大変嬉しい」とコメントしています。このプロジェクトが、子どもたちにとって意味深い経験となり、今後の生活にも色濃く影響を与えることが期待されます。
みんなで支える『ファミマフードドライブ』
『ファミマフードドライブ』は、家庭で余った食品をファミリーマート店舗に持ち込むことで、地域の食支援活動に直接繋がる取り組みです。この活動は全国で行われており、現在約4,911店舗が参加しているとされており、多くの人が手軽に社会貢献活動に参加できる仕組みが構築されていることが分かります。
今回の取り組みを通じて、埼玉県では今後も地域の皆さんと手を取り合い、食品ロスの削減に継続して取り組んでいく方針です。児童たちが描いたポスターは、ただのアートとして終わることなく、地域の思いやりを広める大きな力となることでしょう。これからも、食品ロスを減らし、みんなの笑顔を増やす活動が続いていくことを願っています。