地域産業の共鳴「鉄と土と火と、」
2025年7月28日から31日まで、大阪・関西万博の会場EXPOメッセで開催される『Resolution of LOCAL JAPAN展』では、新潟県三条市と滋賀県甲賀市が共創した展示「鉄と土と火と、」が行われます。この展示を通じて、両市はそれぞれの地場産業である金物と信楽焼を中心に、その魅力を余すところなく発信します。
二つの“ものづくりの町”の魅力を発信
三条市は鍛冶を基盤とした金属加工業が盛んな「ものづくりの町」として知られ、実際に鍛冶体験ができる施設も多く存在します。一方、滋賀県の甲賀市は、信楽焼と忍者文化に代表される多彩な伝統を抱えています。両都市はそれぞれの特徴を捉え、互いに補完しあいながら「物語」を紡いでいくのです。
ものづくりの魅力を実演
『LOCAL JAPAN展』では、実際に職人たちがその手で形を作る「ものづくり」の技術を実演します。金物製造の高い技術や、信楽焼の美しさは、ただの製品としてだけでなく、山や川といった自然との関わりの中で生まれた文化を体現しています。これによって、訪れる人々は即座にその「技」と触れ合い、地域特有の風情を体験できるのです。
自然と共生する地域産業
三条と信楽の地場産業には、共通して「自然との調和」が求められる背景があります。三条市の鍛冶が水害に苦しむ地域のために始まったように、信楽焼もまた茶の湯文化とともに発展してきました。これらの工芸品には、自然と調和する精神が内包されており、火を通して素材を生かした作品へと昇華されます。このような背景を知ることで、両市のものづくりへの理解が深まります。
幻想的な共創インスタレーション
会場では、これらの地域産業が織りなすインスタレーションも展示され、五感で楽しめる空間が用意されます。視覚だけでなく、音や香り、触れることによって、リアルな「ものづくり」を体感することができます。今までに体験したことのない感動がここには広がっています。
未来へ繋がる地域の魅力
万博という大舞台で発信されるこれらの地場産業は、単にその場で終わるものではありません。万博終了後も、地域資源を生かした連携や共創が続いていき、全国の地域や事業者間での繋がりを生み出します。これにより、いのちが輝く未来社会の実現へと繋がっていくことでしょう。
この機会にぜひ、三条市と甲賀市の「鉄と土と火」と呼ばれる共創を体験し、地域が持つ独自の魅力に触れてみてください。心を打つものづくりの精神を感じられる貴重な四日間になります。詳しい情報は公式サイトをチェックしてください。特設サイトリンク:
Resolution of LOCAL JAPAN展
新潟県三条市と滋賀県甲賀市の魅力を直接感じることができるこの展示は、地域の文化を再発見する絶好のチャンスです。万博の会場でお待ちしております。