2025年の買い物事情
最近の調査によると、2025年の食品と日用品に関する購買行動にはいくつかの注目すべきポイントがあります。調査は、株式会社mitorizが実施し、全国の消費者2,993人を対象に行われました。
買い物の頻度と時間帯
調査結果から顕著なことは、買い物の頻度が「週に1~2回程度」という回答が38.3%に達し、最も多かったことです。また、買い物に行く時間帯では、夕方以降、特に17時〜20時に訪れる人が多いということが分かりました。これは、仕事帰りに立ち寄るケースが多いことを反映していると考えられます。
購入場所の選択
食品と日用品を購入する場所としては、なんと89.6%が「スーパーマーケット」を挙げ、他に「ドラッグストア」(59.1%)や「コンビニエンスストア」(32.4%)が続いています。この結果から、スーパーマーケットの存在感は依然として強いことが示されています。特に20代以下の世代でのコンビニ利用率も高いですが、全体としてみればスーパーマーケット人気は不変のようです。
情報源の変化
買い物をする際の情報源について調べたところ、最も影響力のある情報として「チラシ」(52.9%)と「店頭POP」(40.9%)が選ばれました。しかし、若年層の消費者は「口コミ」や「SNS」といったデジタル媒体を重視する傾向が見られ、特に20代では29.5%がSNSを参考にしているとの結果が出ています。これは、口コミの重要性が高まりつつあることを示唆しています。
購入時の重視ポイント
食品の購入時にはやはり「価格の安さ」が最も重視されており、78.4%がこのポイントを挙げています。次いで「特売や割引の有無」が52.9%と多くの人がコストを気にしていることがわかります。また、日用品購入時にも「価格の安さ」が70.9%と高く、特に価格に敏感な傾向が見て取れます。」
貯める意識の強まり
面白いのは、日用品の購入時には「ポイントが貯まる」という点が45.6%と、食品よりも高い数値になりました。これは、短期的な値引きよりも、時間をかけてお得意なポイントを貯める方が優先されるようになったことを示しています。こうした消費者意識の変化は、日用品の購買行動にも影響を及ぼしているのかもしれません。
年代別の差異
調査を年代別に見てみると、例えば「品質の良さ」という項目は、年齢層が上がるにつれて重視される傾向があります。60代以上では50.1%が「品質」を重視すると回答しており、若い世代よりも、商品の品質や安心感を評価しているのがわかります。
まとめ
2025年の消費者購買行動は、価格重視が根強く、特にスーパーマーケットでの買い物が主流である現状が浮き彫りになりました。加えて、若年層の間で口コミやデジタルメディアを活用した情報収集の傾向が強まっていることも注目すべき点です。一方で、日用品の購入時においてはポイント制度が重視され、買い物の仕方も変化しています。これらの結果は、今後のマーケティング戦略にも大いに活かされることでしょう。今後の調査結果も楽しみにしつつ、賢い買い物を心掛けたいですね。