小千谷市民オペラ『ラ・ボエーム』の魅力
新潟県小千谷市で行われる市民オペラ『ラ・ボエーム』が、11月1日(土)と2日(日)に開催されます。今年で3回目となるこのオペラは、著名なテノール歌手・品田広希さんを中心とした市民オペラ合唱団が手掛けるもので、小千谷の文化と伝統が色濃く反映されています。
小千谷市民オペラの歴史
小千谷市民オペラは、地域に根ざした音楽文化の発信の場として、地元出身の歌手たちが集まり共創する取り組みです。初回は平成30年に市民会館で行われた『愛の妙薬』、続いて令和4年には日本初の野外オペラ『カルメン』を上演しました。両公演は国際的にも認知され、特に『カルメン』は外務省のグローカル外交ネットでも取り上げられました。
『ラ・ボエーム』の魅力
今回上演される『ラ・ボエーム』は、イタリアの作曲家G.プッチーニの名作で、19世紀パリを舞台にした若者たちの愛と夢を描いています。しかし、今回のオペラは一味違い、舞台を明治・大正時代の小千谷に移し、地元の文化や風土を取り込んだオリジナルバージョンとなります。この改変により、観客は新たな視点から物語を楽しむことができます。
特別な演出とキャスト
小千谷市民オペラでは、今回が初めての演出を務める中島康晴さんが登場します。彼はミラノのスカラ座で『ラ・ボエーム』に出演した経験を持ち、その独自の視点を活かした演出に期待が寄せられています。オーディションでは61名もの応募者が集まり、厳選されたキャストとの共演が楽しめる点も魅力です。
市民オペラ合唱団の成長
このオペラの背景には、地元から集まる市民オペラ合唱団の存在があります。彼らは第3回目となる公演に向け、独自に募集され、月2回の合同練習を繰り返しながら瞬時に成長を遂げています。小学生から大人までの diverseなメンバーが参加しており、彼らのパフォーマンスは見逃せません。
特別企画「観光モデルコース」
11月2日には、『ラ・ボエーム』の公演に合わせて、重要無形文化財にも指定されている「牛の角突き」のイベントが開催され、闘牛場とオペラ会場を結ぶ無料の送迎バスも運行されます。この特別な 1日を利用して、オペラだけでなく小千谷の魅力を存分に楽しむことができます。
チケット情報
チケットは現在販売中で、大人は5,000円から、中高生は2,000円、小学生は1,000円と手頃な価格です。全席指定のため、事前の予約をおすすめします。購入は小千谷市民会館窓口やセブンチケットから可能で、当日券も用意されています。
まとめ
小千谷市民オペラ『ラ・ボエーム』は、地域の芸術と文化を直に感じられる貴重な機会です。市民が自ら参加し、地域の歴史を知り アートを楽しむ素晴らしいイベントに、皆さんもぜひ足を運んでみてください。この特別な体験をお見逃しなく!