燕三条のものづくり
2025-08-18 16:19:29

新潟県燕三条が世界へ発信するものづくりの魅力とは

新潟県燕三条が世界へ発信するものづくりの魅力



新潟県燕三条は、日本有数の金属加工の産地として知られています。この地域のものづくりの魅力を、2025年にインドネシア・バリ島で開催されるデザインイベント「Jia CURATED 2025」にて、コレクティブ「FOR THE METAL PEOPLE」が紹介します。

「FOR THE METAL PEOPLE」は、燕三条エリアのものづくりを広く知らしめるために設立された団体で、11の金属加工工場が参加するこのイベントは、2025年8月14日から18日までの5日間行われます。今年のイベントテーマは「変わりゆく視点(Evolving Perspectives)」。このテーマのもと、燕三条地域の発展を支えるものづくりの歴史とその変遷を探求する展示が行われます。

燕三条のものづくりの特徴



燕三条は、包丁や鋏、大工道具、台所用品、アウトドア用具、酒器など多岐にわたる金属製品が製造されてきました。ここでの特徴は、長い歴史を有し、伝統的な技術を守りながらも、時代に合わせて柔軟に変化する姿勢があります。これが、地域のものづくりの強みの一つなのです。

「Jia CURATED 2025」では、参加する工場がそれぞれの技術や製品を直接紹介し、また製品販売コーナーも設けられます。例えば、IPS PLIERSでは、高品質なプライヤを展示し、玉川堂は伝統的な鎚起銅器の技術を用いた製品群を提供します。

展示の一部では、燕三条の金属加工の原材料についても学ぶことができ、その魅力を体感することができます。

参加工場の紹介



IPS PLIERS(アイピーエスプライヤ)
1940年創業のこの工場は、日本唯一のプライヤ専業メーカーです。「IPS®」ブランド名のもと、精巧な道具を国内外に展開しています。

玉川堂
1816年創業で、200年にわたり銅器づくりに取り組んできた伝統的な金属加工メーカーです。数世代にわたって使用できる製品を提供しています。

諏訪田製作所
1926年に設立され、独自のニッパー型刃物を製造。機能美を追求した製品が特徴で、国内外で高く評価されています。

タダフサ
1948年創業で、家庭用及び業務用の高品質な包丁を展開。特に、プロから家庭まで幅広いファンを持つ新潟の名産です。

DOTS AND LINES
燕三条のアイアンアーティスト集団で、伝統技術を生かした独自のプロダクトを制作。会場什器も手がけています。

この他にも多くの工場が参加し、それぞれの技術や製品をバリ島で発信します。

燕三条 工場の祭典



この企画は「燕三条 工場の祭典」の一環でもあり、新潟県燕三条地域のものづくりを広め、全国から若者が職人を目指すきっかけを作ることも目的としています。

毎年10月に開催されるこの祭典では、地域の工場が一斉にオープンし、訪れる人々にその製造過程を体験してもらう貴重な機会を提供しています。このように、燕三条は常に進化し続ける地域であり、今回のバリ島での展示もその一環となるでしょう。

まとめ



燕三条のものづくりは、ただ製品を作るだけでなく、歴史や技術を次の世代に繋げていく重要な役割を担っています。この地域から発信されるものづくりの新たな視点を、ぜひ「Jia CURATED 2025」を通じて体験してみてください。


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