2026年フリーライドワールドツアー日本大会の開催を発表
2026年、フリーライドスキーとスノーボードの最高峰と言われる「Freeride World Tour(FWT)」が日本での大会「2026 FWT JAPAN SERIES」を開催することが決まりました。この国際的な大会は、毎年多くのアスリートと観客を惹きつけ、雪山の美しさと競技の楽しさを世界中に伝えています。
FWTとは何か?
FWTは1996年にスイスでスタートした、唯一無二のフリーライド競技の国際大会です。このイベントは、アスリートたちが自然の地形を利用して滑走し、その技術を競うものです。EIS(国際スキー連盟)においてフリーライドが公認競技として承認されたことにより、FWTの歴史は新たな章を迎えました。特に日本においては、白馬村での大会が開催されるようになり、国内外から注目を集めています。
日本での開催地と大会概要
「2026 FWT JAPAN SERIES」は、以下の3つの会場で行われます:
1.
HAKUBA VALLEY(長野県白馬村)
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大会名: 2026 HAKUBA QUALIFIER 4
- 日程: 2026年1月26日〜1月29日
- 主催: 白馬村観光局、アースホッパー
2. 湯沢中里スノーリゾート(新潟県南魚沼郡)
- 大会名: 2026 YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 1 2
/ JUNIOR 1
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日程: 2026年1月31日〜2月3日
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主催: 湯沢中里スノーリゾート
3.
ARAI MOUNTAIN RESORT(新潟県妙高市)
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大会名: 2026 ARAI QUALIFIER 3
/ JUNIOR 3
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日程: 2026年2月27日〜3月1日
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主催: ARAI MOUNTAIN RESORT
これらの大会では、選手が自身の滑りを自由に表現できるだけでなく、観客も迫力のあるレースを目の当たりにすることができます。また、特にHAKUBA VALLEY大会は、バックカントリーエリアで行われるため、世界でも数少ない4*の大会として注目されています。
忘れてはならない、日本人選手の存在
日本国内大会の盛り上がりに伴い、2026年2月にはアンドラで行われる史上初のFISフリーライド世界選手権への日本人選手5名の参戦も決定しました。これにより、フリーライド競技は日本からも国際的な舞台に踏み出すチャンスを得ることになります。
出場するのは、男子スキーの勝野天欄や女子スキーの笹田知里など、若手からベテランまで多彩な顔ぶれです。彼らの滑りからは、真剣な競技意識と共に、日本の雪山が生んだ素晴らしい才能を見ることができます。
参加方法と未来の期待
フリーライドワールドツアーへの参加には、各大会ごとのエントリーが必要です。2025年11月1日には、全世界でのエントリーが開始されるため、興味のある方は早めの準備をお勧めします。フリーライドは若手アスリートの成長の場でもあり、日本の未来の雪山シーンを担う存在となる選手が続々と登場することでしょう。
まとめ
2026年に予定されている「2026 FWT JAPAN SERIES」は、単なる競技イベントに留まらず、日本の雪の魅力を世界に発信する大きな舞台となります。本大会を通じて、多くの人々がフリーライドスキーやスノーボードの魅力に触れ、さらに多くの若者たちがこのスポーツに夢を抱くきっかけとなればと期待しています。ぜひ、会場でその目で感動を体験してみてはいかがでしょうか。