會津八一記念館開館50周年記念特別展
會津八一記念館は、今年で開館50周年を迎えました。この節目を祝う特別展『會津八一とコレクション-博士の愛した中国美術-』が新潟市で開催されます。多くの文化、芸術ファンが注目するこの特別展では、會津八一の業績を深く知ることができる貴重な機会です。
會津八一とそのコレクション
さまざまなジャンルで才能を発揮した會津八一は、歌人や書家だけでなく、東洋美術史学者でもありました。早稲田大学での長年の教育活動や研究の中で、古美術品の収集に挑んできました。1926年以降、中国の明器、鑑鏡、瓦磚、陶磁器など多岐にわたる資料を収集し、膨大なコレクションを形成したのです。これらの美術品は、八一自身の表現にも影響を与えました。
特別展では、早稲田大学會津八一記念博物館のコレクションを中心に、古美術商との関わりを示す書作品や書簡も紹介されます。特に、唐時代の明器や青銅器の展示は、八一の活動に無くてはならない存在です。
特別展の見どころ
この特別展の最大の魅力は、30年の時を経て新潟で一堂に公開される會津コレクションです。観覧者は、會津八一の作品に影響を与えた約4000年前の青銅器や、古美術商「壺中居」や「繭山龍泉堂」とのつながりを見れる貴重な機会を得ることができるのです。特に、青銅製の礼器や、その文字が八一の書に及ぼした影響を実感することができるでしょう。
補助資料と関連イベント
また、兵馬俑のレプリカも展示され、歴史的な背景をもとにした参考資料も用意されています。この特別展に関連したイベントも多数企画されています。連続講演会では、著名な講師陣を招いて會津八一の作品やその背景について深く学べる機会が提供されます。
1.
會津八一の書の真価
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講師: 角田勝久(新潟大学教授)
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日時: 2025年9月21日(日)
2.
會津八一の奈良
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講師: 多川俊映(興福寺寺務老院)
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日時: 2025年10月5日(日)
3.
奈良美術と會津八一
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講師: 大橋一章(元早稲田大学館長)
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日時: 2025年11月24日(月・振休)
そして、特別展関連のトークイベントでは、俳優で書家の松村雄基氏と新潟大学の角田教授が「本物へのこだわり」について対談します。
展覧会の詳細
- - 開催期間: 2025年10月1日(水)から12月7日(日)
- - 場所: 新潟市會津八一記念館(新潟日報メディアシップ5F)
- - 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
- - 観覧料: 一般600円、大学生300円
この特別展は、新潟市や早稲田大学をはじめ、さまざまな協力者によって実現されました。新潟市民の皆さんのみならず、日本全体で文化薫る時間を共有できる貴重なイベントです。ぜひ、皆さんも足を運んで、會津八一の偉業とその美術品に触れてみてください。