津南醸造の新しい日本酒「GO VINO」が受賞
津南醸造株式会社が手がけた日本酒「GO VINO」が、令和7年の関東信越国税局酒類鑑評会で純米酒部門の優秀賞を受賞しました。この受賞は同社にとって大きな栄誉であり、同時に吟醸酒部門で優秀賞を獲得した「つなん藍」と合わせてのダブル受賞となります。
「GO VINO」とは?
「GO VINO」は、白ワインのような酸味とフルーティーな香りが特徴の日本酒です。ブランド名の「VINO」はイタリア語で「ワイン」を意味し、これにより日本酒が持つ多様性を打ち出しています。この日本酒は従来の和食中心の飲用シーンを超え、洋食やアウトドアなど、幅広い料理とのペアリングを意識して開発されています。
口に含むと、みずみずしい果実を思わせる香りが広がり、キレのある酸味が後を引きます。爽やかな後味は軽やかで、シーンを選ばず楽しめるお酒です。また、チーズや前菜、グリル料理などとも良好にマッチするため、特に日本酒に馴染みのない方やワインを好む人たちにも親しんでもらいやすい一本となっています。
受賞への想い
津南醸造株式会社の代表取締役、鈴木健吾氏は、「GO VINO」の受賞について、「この度の受賞はとても光栄です。酸味を活かしつつフルーティーな香りを引き立たせたこのお酒は、日本酒らしさを感じながらもワインのような印象を持っています。日本酒好きの方々に限らず、ワイン愛好家にも親しんでもらえると思います」とその特徴を語っています。鈴木氏は、今後も多くの方にこの日本酒を楽しんでほしいと願っています。
津南醸造の魅力
津南醸造は、新潟県中魚沼郡津南町に位置し、豪雪地にて清らかな雪解け水を仕込み水に利用しています。これにより、自然環境からも恵まれた品質の高い日本酒が生まれています。津南醸造では「Brew for Future ― 共生する未来を醸造する ―」という理念のもと、地元の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を活かした酒造りに尽力しています。
さらに、2025年には「越後流酒造技術選手権大会」で新潟県知事賞を受賞するなど、その技術力も高く評価されています。これからも、津南醸造は日本酒の新しい価値や楽しみ方を提案しながら、国内外への発信を続けていくことでしょう。
まとめ
「GO VINO」は、ただの日本酒ではなく、料理とのコラボレーションを楽しむための新たな選択肢を提供してくれる存在です。白ワインのような味わいを持つこの日本酒をぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。また、津南醸造の持つ独自の魅力にも触れることで、より深い日本酒の世界を楽しむことができるでしょう。