ドリーム・アーツが「AI翻訳」を発表
株式会社ドリーム・アーツが、新たに多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(R)」にオプションとして追加した「AI翻訳」を発表し、2025年5月21日より提供開始します。この新機能は外国人スタッフが日本の店舗で働く際の言語の壁を解消し、より円滑なコミュニケーションを実現します。
■ グローバル化が進む小売業界の現状
日本の小売業や飲食業では、外国人スタッフの活用がますます重要になっています。人口減少が進む中で、業界は新たな人材を求め、その中には多くの外国人が含まれています。しかし、言語によるコミュニケーションの障壁は依然として大きな課題であり、経営者やマネージャーとスタッフ間でのスムーズなやり取りが必要とされています。
「Shopらん(R)」は、世界28カ国、約60,000店舗に導入されており、業務効率を向上させるためのソリューションとして利用されてきました。従来の多言語対応に加えて、新たな「AI翻訳」の導入により、さらに外国人スタッフの教育や業務をサポートできる体制が整います。
■ 新オプション「AI翻訳」の2つの機能
1. AIルビ(ふりがな)生成機能
本部から発信される通知に、自動でルビを付ける機能を搭載しました。この機能により、難解な漢字や専門用語でも、日本語を理解しやすくする工夫が施されています。これにより、外国人スタッフが伝達内容の細かいニュアンスを理解できるだけでなく、日本語を積極的に学ぶ環境を作り出すことができます。
2. AI翻訳機能
この機能では、本部からの情報を外国人スタッフの母国語に自動翻訳します。ベトナム語やミャンマー語など、14カ国語に対応しており、スタッフが自国の言語で情報を受け取れるようになり、理解度が格段に向上します。これにより、店舗オペレーションの質も向上することでしょう。
今後はさらに、AIを活用した検索機能やお知らせの自動生成機能なども提供される予定です。
■ サービス提供開始日と価格
「AI翻訳」オプションは、2025年5月21日から利用可能になります。利用するには事前に「Shopらん(R)」への申し込みが必要です。詳細については、お問い合わせいただくことが推奨されます。
■ すかいらーくホールディングスからの期待
すかいらーくホールディングスでは、現在外国人スタッフの採用を強化しており、その専門教育においても日本語の使用が重要とされています。同社のフィールドDXグループリーダーの西田忠之氏は、「Shopらん(R)」の新機能に期待を寄せており、言語の支援が店舗運営において大きな効果をもたらすと考えています。
■ 今後の展望
株式会社ドリーム・アーツは、これからも“協創”を理念に掲げ、企業競争力の向上と現場力強化のためのトータルソリューションを提供し続けます。多様なニーズに応じたサービスの展開が期待されます。新たな「AI翻訳」が、多国籍のスタッフが活躍する文化を創出し、店舗運営の質を向上させることに寄与することでしょう。