ファミリーマートでiPhoneによるマイナンバーカードの利用が可能に
ファミリーマートは、2025年6月24日から、iPhoneのAppleウォレットにマイナンバーカードを追加することで、店舗内のマルチコピー機を利用した各種証明書の発行をスムーズに行えるサービスを提供します。これにより、役所に足を運ぶ必要がなく、実物のカードを取り出したりPINを入力したりする手間が省けます。
便利な手続き方法
この新サービスを利用するためには、ファミリーマートの店内に設置されているマルチコピー機(機器名: MX-3631DS)を使います。手続きの流れは次の通りです。
まず、マルチコピー機の画面右下にある「コピーサービスボタン」をタップし、「行政サービス」→「証明書交付サービス(コンビニ交付)」の順に選択します。すると、スマホやカードのセットアップ画面が表示されます。
その後、iPhoneのサイドボタンをダブルクリックしてマイナンバーカードを選択し、Face IDまたはTouch IDで認証を行います。そして、マルチコピー機のリーダーにiPhoneをかざし、手続きが完了します。最後に、発行したい証明書の種類を選択し、交付手数料をコインベンダに入金して、証明書を受け取ります。
発行可能な証明書と料金
ファミリーマートで発行可能な証明書には、住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書、戸籍附票の写し、各種税の証明書があります。発行可能な時間は朝6時30分から夜23時までで、詳しい料金は各自治体によって異なります。
セキュリティとプライバシー
Apple製品は、ユーザーのデータをコントロールできるよう設計されており、マイナンバーカードをAppleウォレットで利用する際にも高いセキュリティが確保されています。情報はFace IDまたはTouch IDを使って認証された後にのみ共有されます。また、過去の提示履歴は暗号化されてデバイス内にのみ保存され、Apple社は一切の情報を保持しません。
万が一iPhoneを失くした際には、「探す」アプリでデバイスのロックや位置特定が可能で、リモート操作でデータを消去することもできます。
さらに便利なサービスを提供
このAppleウォレットに対応したマイナンバーカードは、ISO 18013-5及びISO 23220シリーズに準拠したセキュリティ基準をクリアしており、消費者のプライバシー保護が徹底されています。詳細な利用方法やAppleウォレットにマイナンバーカードを追加する手順については、Appleの公式サイトやデジタル庁のページで確認できます。
Apple公式サイト
デジタル庁公式サイト
地域社会とのつながり
ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」という理念のもと、地域に密着したサービスを提供し、お客様の便利な生活をサポートしていきます。新しいサービスを通じて、地域の皆さんとより深いつながりを築き上げていくことを目指しています。