津南醸造、日本酒祭での快挙
新潟県津南町の酒蔵、津南醸造株式会社が大阪高島屋で開催された「日本酒祭」に出展しました。このイベントは2025年9月3日から8日まで行われ、多くの日本酒ファンや海外の来場者が訪れました。
津南醸造は、ブースを設け、代表作の一つである純米大吟醸「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」を中心に、多彩なラインナップを披露しました。この純米大吟醸は、ミラノ酒チャレンジ2025でプラチナ賞を受賞しており、その実力が高く評価されています。
飲んで体験する日本酒の魅力
期間中、来場者は津南醸造の酒を試飲し、そのまま購入する機会も多く見受けられました。特に、香り高く滑らかな口当たりがファンを引き寄せ、会場内は活気に溢れていました。その様子を見た鈴木健吾代表取締役は、「より多くの人に私たちの酒を知ってもらえる機会ができ、嬉しく思います」とコメント。
海外からの来場者も多かったことから、津南醸造は大阪を拠点として、さらなる国際的な展開を視野に入れています。「新潟のテロワールを大切にしつつ、海外市場とも積極的にコミュニケーションを図っていく予定です」と鈴木氏は語りました。
魚沼コシヒカリの美味しさを活かす
「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」は、新潟県魚沼エリアで育てられる特選米を使用しており、その生産数量は限られています。これまでは飯米としてのコシヒカリからはお酒を造るのが難しいとされていましたが、津南醸造はその壁を乗り越え、美味しい純米大吟醸を実現させました。原料米は100%新潟県魚沼産コシヒカリで、精米歩合は50%とこだわっています。
津南醸造の理念
津南醸造では、「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」という理念を掲げ、地域ならではの資源を活かした酒造りを続けています。豪雪地帯で得られる澄んだ水と地元産の酒米を使用し、自然環境との調和を大切にしたものづくりを行っています。2025年には新潟県知事賞を受賞するなど、高い技術力を誇る酒蔵です。
FARM8とのコラボレーション
今回の「日本酒祭」では、津南醸造は株式会社FARM8と連携し、より多くの人に日本酒を楽しんでもらうための試飲やイベントも行いました。FARM8は新潟県長岡市に本社を置き、発酵を基盤にした商品開発や流通を手掛けている地域デザインカンパニーです。このコラボレーションにより、津南醸造の日本酒も試飲でき、来場者は酒の香りや味わいを直接体験できました。
今後、津南醸造はさらなる国際展開を目指し、日本酒の新たな魅力を多くの人々に伝えていく予定です。地域の伝統と革新を融合させた「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」をぜひ一度、味わってみてください。