一正蒲鉾、2025年より「うな次郎」と「フィッシュナゲット」を世界へ
一正蒲鉾株式会社は、新潟県に本社を構え、優れた技術と製品を世界に広めることを目指しています。その一環として、2025年5月、革新的な練り製品「うな次郎」と「フィッシュナゲット」を全世界向けに本格的に輸出することを発表しました。
うなぎの蒲焼風に仕上げた「うな次郎」
「うな次郎」は、日本の伝統的な食文化を反映した商品で、魚のすり身を主原料にし、まるで本物のうなぎの蒲焼のような風味と食感を実現した練り製品です。日本国内では10年の歴史を誇り、このたび海外市場に進出することが決定しました。特に、うなぎの資源が減少している現状において、代替食としての価値やサステナブルな側面からも注目が集まっています。
一正蒲鉾は「うな次郎」本来の味わいを保ちながら、現地でのアレンジに適した形に改良しています。これにより、和食や寿司のメニューに幅広く取り入れられることが期待され、北米、アジア、中東を中心に市場を拡大していく方針です。
健康志向に応える「フィッシュナゲット」
もう一つの注目商品、「フィッシュナゲット」は、国内向けに展開していた「お魚ザンギ」をベースに改良された、新たな冷凍揚物商品です。こちらも2024年から米国でのテスト販売を経て、2025年5月に本格発売されます。スケソウダラのすり身を使用し、健康志向の高まりを反映した商品で、ガーリックやジンジャーの風味が効いており、おつまみやライトスナックに最適です。
国内市場での好評を受け、海外でも人気を獲得することが期待されています。この製品は冷凍保存が可能で手軽に調理できるため、多様なライフスタイルに合わせて利用されるでしょう。
海外市場への期待と志
一正蒲鉾株式会社は、日本の豊かな食文化を代表する練り製品を通じて、世界中の人々においしさを届けたいという強い想いを持っています。これらの商品は、味わいだけでなく、サステナブルな選択肢としても評価され、地域の漁業資源の保護にも寄与する役割を果たしています。今後、海外の食卓で「うな次郎」と「フィッシュナゲット」がどのように受け入れられるのか、期待が高まります。
私たちも、その動きから目が離せません。新潟から世界へと広がる一正蒲鉾の挑戦に、注目していきましょう。