大阪・関西万博におけるセブン‐イレブンの取り組みが評価されました

セブン‐イレブン極める! 大阪・関西万博の収穫

2025年の大阪・関西万博は、さまざまな体験と出会いの場として、人々に新たな可能性を示しましたが、その中でも特に目を引いたのがセブン‐イレブンの取り組みでした。同社は、万博会期の184日間で164万人以上の来店客を迎え、限定商品を通じて“未来型店舗”の新たな価値を提供しました。

未来型店舗の挑戦

万博のテーマ「For the Futures」を掲げ、大阪・関西万博に出店した2つの未来型店舗、「セブン‐イレブン西ゲート店」と「セブン‐イレブンウォータープラザ店」は、従来の店舗運営を超えた新しい体験を顧客にもたらしました。特に西ゲート店では、1日あたり平均2,341個のおにぎりが販売され、日本国内のセブン‐イレブン店舗の中でおにぎり販売数の最多記録を達成しています。

さらに、セブン‐イレブンは万博会期中に数々の環境への取り組みを実施し、脱炭素や持続可能な調達という観点からも評価されました。これにより、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会から脱炭素部門と調達部門において表彰を受けました。

環境への取り組み

セブン‐イレブンは、万博会期中に環境への取り組みにも力を入れています。次世代のグリーン冷媒を用いた店舗の冷却システムや、B100燃料を使った配送など、革新的な技術を取り入れることで、CO2排出量の削減に貢献しました。
また、店舗内では電子プライスを使用し、照明で発電するシステムが導入されており、持続可能なエネルギーの活用が進められています。水素エネルギーから発電した電力を利用してスムージーを提供する試みも実施され、先進的なエネルギー利用の可能性を示しています。

商品開発への挑戦

商品開発にも多様なアプローチが取り組まれています。万博のために限定デザインが施されたパッケージや、多言語表記の導入により、インバウンド需要にも対応。これにより、さまざまな国から訪れる観光客も利用しやすい商品へと進化しました。

新たに開発されたプラントベース食品も注目を集め、環境に配慮した食品選びへの意識を高めています。これにより、セブン‐イレブンは未来に向けた食品業界の流れを先取りしています。

取り組みの未来

万博の成功に伴い、得られた知見は今後の店舗運営や新たな商品の開発に活かされる予定です。セブン‐イレブンの未来型店舗でのチャレンジによって、より良いサービスを提供し、持続可能な社会の実現へと邁進していくことでしょう。コロナ禍を経て再び賑わいを見せた万博。その中で得た成果をもとに、セブン‐イレブンは再び進化を遂げることが期待されています。