発酵文化を体験する特別な街道フェス
新潟市西区と西蒲区の旧北国街道が魅力的に彩られる10日間が、2025年10月4日(土)から13日(月・祝)まで開催されます。この期間は「オーライ!発酵街道開2025」と題し、各地の発酵文化が一堂に会し、地域住民や訪れる人々との出会いの場を提供します。酒やワイン、ビール、漬物、パンなど多様な発酵食品が集まり、参加者は独自の風味を楽しみながら交流できる貴重な体験が待っています。
発酵街道の魅力とは?
「発酵街道」とは、新潟市西区から西蒲区、さらには弥彦までを結ぶ旧北国街道沿いの地域のこと。ここは、旅人や物資が行き交っていた歴史を持つ宿場町の名残があり、今もなお、多くの酒蔵やワイナリー、ビール醸造所、漬物屋、パン工房が軒を連ねています。この地域は日本でも珍しい発酵産業の集積地で、さまざまな生産者が共鳴し合い、新たな文化が生まれています。
ここで出会えるストーリー
日本酒
イベント期間中、数多くの酒蔵が特別に開放され、普段は静かな蔵の中も賑わいを見せます。杜氏の思いを感じながら、仕込みの空気や麹の香りを堪能できるほか、酒を嗜まない方でも楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。
ワイン
砂丘の恵みを受けた特別なワインも登場します。この土地で育ったぶどうから生まれるワインは、一度飲んだら忘れられない味わいがあります。美しい丘陵の景色と共に、地元の息吹を感じる時間を過ごせます。
漬物
新潟の大根を使った漬物には、農家と加工業者の知恵が詰まっています。新たな発想として、漬物を調味料として楽しむスタイルも提案され、発酵文化の奥深さを体感できる機会があります。
パン
地域の素材を生かして作られるパンは、発酵の力によって特別な風味を持ちます。この地域ならではの食材と風土が美味しいパンに変わり、参加者はその味を通じて「地域そのもの」を感じることができるでしょう。
プログラムの魅力
- - 同時蔵開き:酒蔵やワイナリーが一斉に開放され、ここでしか味わえない限定酒も。新しい発見が待っています。
- - ファーマーズマーケット:ラムサール条約湿地「佐潟」で行われるマーケットでは、新鮮な地元の食材が勢ぞろい。様々な生産者と直接触れ合える貴重な機会です。
- - トークイベント:発酵とまちづくりについての座談会や、西蒲地区の映画上映会も開催されます。
- - 自主企画:地域のカフェや飲食店が主催する小規模なイベントが街道中で開催されます。さらに、シャトルバスやカーシェアの利用が可能なので、各スポットを楽に回れる仕組みです。
なぜ今、発酵街道なのか?
山、潟、砂丘、海が隣接する新潟の独特な地形が、この地域の発酵文化を育む理由です。歴史ある伝統と新たに移り住む人々の挑戦が交わり、ここに大きな可能性が生まれています。2024年には新たに「SAKATA NEIGHBORHOOD」というブランドビジョンが策定され、未来像が描かれました。発酵街道開は、地域と人々をつなぐ新たな旅の始まりです。
イベントの詳細
- - 名称:オーライ!発酵街道開2025
- - 期間:2025年10月4日(土)〜13日(月・祝)
- - 場所:新潟市西区・西蒲区・弥彦周辺(旧北国街道沿線)
- - 主催:発酵街道開実行委員会
- - 共催:新潟市
- - 問い合わせ:新潟市西区役所 地域課
- TEL:025-264-7193
- Mail:
[email protected]
メッセージ
米と微生物が出会うことで酒が生まれるように、人と人が出会うことで新たなつながりが生まれます。2025年の秋、「発酵街道」で特別な10日間の旅を共にし、そのつながりに加わってみませんか?