契約生産者と共に
2025-10-21 11:25:22

新潟の契約生産者と共に築く「美味しい食卓」への取り組み

「美味しさを届ける」恩徳福祉会の新たな挑戦



社会福祉法人恩徳福祉会が行う新しい取り組みについてご紹介します。本法人は、高齢介護施設や病院、保育園などを運営し、日々利用者様に美味しい食事を提供しています。今回は、新潟県南魚沼産の「コシヒカリ」や長野県白馬産の「あきたこまち」、福井県産の「あきさかり」など、こだわりのお米を手がける生産者と直接契約を結び、安定した供給体制を確立しました。

新設した倉庫と精米機の導入



生産者との連携を深める中で、恩徳福祉会は新たに玄米倉庫を設置しました。これにより、米の品質管理が法人内で完結し、調達から提供までのプロセスを一元化しました。この取り組みを通じて、精米したてのお米を、施設の方々に新鮮な状態で届けることができます。特に、食材に対する管理が徹底されているのはこの構造のおかげです。

最近の米価高騰に直面する中でも、利用者の皆様に美味しいご飯を届けたいという思いから、恩徳福祉会は生産者とのダイレクトな契約を選びました。これにより、生産者の方々がどれだけ手間をかけて育てたお米なのかを正確に理解し、安心して提供できる環境が整いました。

生産者の熱い思い



各契約生産者の方々は、ただ美味しい米を作ることに留まらず、利用者の健康を考え、心を込めた米作りを行っています。それぞれのこだわりと情熱について伺いました。

新潟県南魚沼産「コシヒカリ」農事組合法人ライスセンター石打生産組合 組合長 飯酒盃大祐さん



飯酒盃さんは、田んぼごとに異なる環境を理解し、毎日の変化に対応する米作りを重要視しています。化成肥料と有機肥料をうまく組み合わせ、微細な調整を行うことで、虫や病気に強いお米を作っています。「顔が見える関係から生まれる安心感が、米作りには欠かせません」と語り、安心して食べられるご飯の提供に自信を持っています。

長野県白馬産「あきたこまち」株式会社せせらぎ 代表 太谷敏也さん



太谷さんは「味」に特にこだわり、収穫量よりも質を追求しています。彼の田んぼは、雪解け水と昼夜の温度差によって育まれ、味や香りが際立つお米が育っています。「生産したお米を、皆さんに届けられる喜びがある」と熱く語ります。

福井県「あきさかり」元慶 熊谷元記さん



熊谷さんの家は江戸末期からこの地で米作りをしており、代々受け継がれる品質へのこだわりがあります。「自分の目で確かめながら作業していますので、自信を持って安心して食べてもらえるお米を届けます」と話されました。

精米から提供までを一貫して管理



契約生産者から届いた玄米は、新設した倉庫でベストな状態に保たれています。各施設に設置された精米機で、提供の2日前に精米を行い、新鮮なお米を炊き上げる仕組みが整っています。職員が手をかけ、炊飯から食卓への提供までを丁寧に行っているのです。

食事は単に栄養を取るだけでなく、香りや食感を楽しむ重要な時間です。恩徳福祉会では、精米したてのお米を用いることで、皆様に美味しさを届けることを目指しています。

未来への取り組み



恩徳福祉会は、今後も契約生産者との連携を深め、「美味しいご飯のある食卓」を守り続けます。日々の暮らしを豊かにする福祉サービスという使命を胸に、心温まる食事をこれからも提供していきます。

この取り組みを通じて、一杯のご飯が笑顔を生み、心を満たす瞬間を大切にする工程が、地域の人々に向けて新たな物語を紡いでいくことを願っています。


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