越後薬草蒸留所がTWSC2025で特別賞受賞の快挙
新潟県上越市に位置する越後薬草蒸留所が、アジア最大級の酒類品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2025」において、特別賞「ベスト・ジャパニーズ・クラフトジン・ディスティラリー賞」を受賞しました。この受賞は、同蒸留所にとって大きな快挙であり、日本全国のクラフトジン愛好者にも大きな朗報となります。
TWSCの魅力と越後薬草蒸留所の歩み
TWSCは、ウイスキーやスピリッツに特化した品評会であり、土屋守氏が実行委員長を務めています。世界中から集まった高品質なスピリッツが審査され、その評価は国内外で非常に高く、出品数もアジアトップレベルを誇ります。このような厳しい審査の中で越後薬草蒸留所が賞を受賞できたことは、同社の製品が高品質であることを実証しています。
越後薬草蒸留所は、5年前に初めてジンを発売。その過程には多くの苦労がありましたが、それら全てが成長の糧となり、今回の受賞につながったのです。代表取締役の塚田和志さんは、この受賞に対して深い感謝の意を表し、これからも創造的なものづくりに邁進すると宣言しました。
「THE HERBALIST YASO GIN」の実績
同蒸留所の名作、「THE HERBALIST YASO GIN ORANGE」は、2023年と2024年には金賞およびベスト・オブ・ザ・ベストを受賞し、ついに2025年には最高金賞まで手に入れることで殿堂入りを果たしました。また、「THE HERBALIST YASO Absinthe prototype03」も高評価を受け、ベストカテゴリー賞と最高金賞に輝いています。これらの受賞は、同社の持つ独自の製品開発と品質へのコミットメントを物語っています。
自然素材の魅力
越後薬草蒸留所は「健康」をテーマに、自然の力を最大限に引き出した商品を開発しています。80種類の原料を使用した酵素ドリンクや、野草を用いたジンの製造に力を入れ、その中で生まれた副産物のアルコールを巧みに活用しています。これにより、不要とされがちな素材が新たな製品に生まれ変わり、地元の素材を活かしたジンとして数々の受賞歴を持つことになりました。
地元とのつながり
越後薬草蒸留所の成功は、ただ製品の良さだけでなく、地域との深い結びつきも重要な要素です。地元の農家や素材の供給者と連携し、地域経済にも寄与しています。今後も、地域に根ざしたナチュラルな製品作りを通じて、さらなる可能性を追求していくことでしょう。
まとめ
越後薬草蒸留所の受賞は、新潟の特産品としてのクラフトジンの可能性を広げる一歩です。高品質なスピリッツと情熱ある製品開発が集約されたこの成果は、県内外の飲み手たちに新たな魅力を提供することでしょう。今後の越後薬草蒸留所のさらなる成長が楽しみです。