青森のもりやま園が栄誉のグランプリを受賞!
青森県弘前市に拠点を置く果樹農業法人、もりやま園株式会社が「第10回6次化大賞」で最高賞となるグランプリを受賞しました。この栄誉は、彼らの革新的な取り組みに基づくもので、特に注目すべきは「テキカカシードル」という新商品です。
受賞の背景
6次化大賞は、地域の農林水産物を活用して新たな価値を創出した事業者を表彰する制度です。もりやま園は、廃棄される運命にあった摘果りんごを活用し、革新性と市場性で高く評価され、グランプリに選出されました。
受賞の理由
受賞に至った大きなポイントは次の通りです:
- - 技術的な挑戦:摘果りんごを再利用するため、防除体系を5年かけて再構築しました。
- - 生産体制の構築:シードル工場の設立から酒造免許の取得、さらには試作と研究の段階を経て商品開発までを一貫して行ったこと。
- - 独自性:摘果りんごを使用したシードルとしては世界初であり、その新しさが評価されました。
- - 飲食業界での評価:新しい種類のリンゴ酒として、国内外の飲食業界からも高い評価を得ています。
- - 地域貢献:地域の農業の課題を解決し、持続可能な果樹生産に貢献する取り組みが評価に繋がりました。
これらの努力が実を結び、もりやま園はグランプリを獲得することができました。
テキカカシードルの魅力
「テキカカシードル」は、摘果りんごを使用したシードルです。このシードルは独自の防除技術で「醸造に適した果実」に変えられています。シードルの特長としては:
- - 豊かな味わい:リンゴ本来の酸味と新鮮な香りが特徴。
- - 新たなジャンル:飲食業界から「これまでにないリンゴ酒」として高評価を受けています。
- - 持続可能性:資源循環型モデルを採用し、廃棄資源に新たな価値を与えています。
テキカカシードルは、330mlボトルの製品が多様で、ノンアルコール版を含めた10種類のラインナップを揃え、飲食店向けには10リットルのケグ製品も展開中です。
代表取締役のコメント
もりやま園の代表取締役、森山聡彦氏は「このたびの受賞を大変光栄に思っています。私たちの目指すところは、廃棄される摘果りんごに新たな価値を与えることでした。簡単な取り組みではありませんでしたが、地域農業の未来に向けた挑戦を続けてまいります。」とコメントしています。
会社概要
もりやま園株式会社は青森県弘前市にあり、果樹生産やシードル・加工品の製造、最新の農業技術の開発などを行なっています。詳しい情報は公式サイトをご覧ください:
もりやま園公式サイト
この受賞を機に、弘前から新しい農業の形や、果樹産業の可能性を世界に発信することを期待しています。