津南醸造が届ける新しい日本酒の魅力
新潟県津南町に本社を構える津南醸造株式会社が、2025年7月に東京ビッグサイトで行われた「JFEX SUMMER 2025」で新たな日本酒の魅力を発信しました。この国際食品飲料商談会は、多くの国内外のバイヤーや来場者が集まり、新しい食文化の交流が行われる重要な場です。
地酒を使った新商品『郷 GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』の評価
津南醸造のブースでは、地元の食材を生かした数々の日本酒が並びました。特に注目を集めたのが、「魚沼産コシヒカリ」を使用した『郷 GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』です。この日本酒は、他の製品とは一線を画す独特の旨味が特徴であり、初心者でも楽しめる味わいとして好評を得ました。また、雑味が少なく、非常にクリーンな感覚が評価されており、海外市場でも受け入れられる可能性が高いと感じさせる製品となっています。
日本酒の新しいスタイル「PINボトル」シリーズ
さらに、津南醸造の「PINボトル」シリーズは、SNS映えするデザインと実用性を兼ね備えており、特に若年層から高い評価を得ています。このシリーズには、食事と合わせやすい『GO DINER』、デザートに合う『GO DOLCE』、ワインのように楽しめる『GO VINO』があり、外観のかわいらしさや飲みやすさが醸し出す新たなスタイルに注目です。中でも『GO DINER』は、IWC2025でゴールドメダルを受賞するなど、国際的にも認められる製品となりました。
健康志向に応える取り組み
津南醸造は、健康志向の高い来場者向けに「SAISEI リジェネソームサプリメント」や日本酒由来のナノ粒子「SAKESOME」を展示し、注目を集めました。これらの製品は、酒粕由来の成分を活用した新しいヘルスケア製品で、技術の進歩を取り入れた循環型のアプローチが特徴です。
日本酒アップサイクルプロジェクト
津南醸造が推進する「日本酒アップサイクルプロジェクト」は、酒粕という副産物を巧みに利用し、新たな価値を創造する取り組みです。酒粕を用いた半導体技術や、培養肉生産への応用研究など、幅広い分野で革新を追求しています。伝統産業と最新技術を組み合わせることで、日本酒を中心とした持続可能な未来を描いています。
まとめ
津南醸造は、これからも伝統を大事にしつつ、新たな挑戦を続けていきます。国内外のパートナーと連携し、“津南発”の日本酒の魅力を広めることで、地域経済の発展に寄与することを目指しています。この取り組みがどのように進化していくのか、今後の動向から目が離せません。